糸リフトの効果・持続期間・メリットを徹底解説

糸リフトの効果・持続期間・メリットを徹底解説

「年齢とともにフェイスラインのたるみが気になるようになった」
「口横のもたっとしたたるみがどうしても改善したい」
「たるみは改善したいけど、ダウンタイムの少ない治療で改善したい」

こんな方におススメの治療が20~30年の治療歴があり、近年大人気なリフトアップ施術『糸リフト』です!糸リフトを簡単に説明すると、トグといってトゲのついた特殊な医療用の糸を皮下組織に挿入してひっかけ、物理的に皮膚を持ち上げて固定する施術です。
今回は、リフトアップの治療で大人気な糸リフトの効果や持続期間・メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

白岩 拓巳
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[監修者] ネビュラクリニック 統括院長/代表

白岩 拓巳

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経歴

2016年 千葉大学医学部医学科 卒業
2016年 横浜労災病院
2017年 平戸市民病院
2018年 千葉大学医学部附属病院
2019年 千葉労災病院
2020年 大手美容外科クリニック 新宿本院
2020年 大手美容外科クリニック 福岡院 副院長
2021年 大手美容外科クリニック 広島院 院長
2021年 大手美容外科クリニック 銀座院 院長
2022年 ネビュラクリニック 院長

糸リフトとは  

リフトアップ専用の糸を使用して、皮膚を物理的に引き上げることにより若返りやたるみの改善・予防をはかる施術です。糸リフトに使用する糸は、一般的に腹部の中の血管などを縫合する糸の成分の吸収糸を使用しますので、糸の素材に対するアレルギーはほとんど報告されておらず、吸収されるため安心です。また挿入した糸からの刺激により引き締め効果が期待できたり、コラーゲン繊維増生によりたるみ予防や肌質改善も期待できるため、非常におすすめの施術です。

溶ける糸でもリフトアップ効果が持続

溶ける糸使用で、アレルギーもなく安全なのに、効果は半永久的に持続します。
糸リフトで使用する糸は、たいてい半年~1年程で溶けるものと2~3年程で溶けるものが一般的に使用されます。溶ける期間が決まっているので、「リフトアップの持続効果も溶けたら終わり?」と思われる方もいるかもしれませんが、実際にはコラーゲン繊維を増生してくれるため、その効果は残ります。そのため、たるみの予防効果は半永久的に続きます。

ナチュラルなのにしっかり引き上げる  

糸リフトの本数を挿入しすぎたり、糸リフトの引き上げ効果が高い良い糸を使用したとしても、引き上げすぎることはなく、ナチュラルに引きあがります。
よく患者様から

「糸リフトの本数を沢山挿れると引きあがりすぎるのではないか?」
「引き上がりの強い糸を使用すると引きあがりすぎるのではないか?」

と質問いただきますが、そんな心配はご不要です。糸リフトの本数を増やせば増やすほどナチュラルに引き上げられ持続性が高まります。また、糸リフトの引き上げ効果が強力な糸を使用した場合でも、引き上げ効果は高まり持続性が高まります。
ナチュラルに引き上げれるかどうかは、糸の本数が多い&強力な引き上げ効果のある糸を使用していることも大事な要素ですが、担当する医師の経験や技術力によるところが大きいです。

内側からボリュームアップでふっくら

内側からボリュームが足りない箇所をボリュームアップすることで自然なフェイスラインにすることも可能です。特にたるみが強く口横にボリュームが出ている場合にはたるみを引き上げることで、頬骨の下の加齢による凹みを埋める効果もあります。

糸リフトで期待できる効果

糸リフトで期待できる効果

次に主な糸リフトの効果について解説していきます。 

リフトアップ効果

糸リフトは、コグのついた特殊な糸を挿入することで、土台からたるみを引き上げて、シャープで若々しいフェイスラインへ導きます。
リフトアップ効果により、ほうれい線やマリオネットラインの改善、フェイスラインのたるみの改善や予防効果を期待できます。糸周囲にコラーゲン繊維も増生するため、糸が吸収されてもリフティング効果やたるみ予防効果はある程度持続します。

ハリ・つやのある肌

挿入された糸が真皮層を刺激することにより、皮膚内の細胞が活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。それにより、肌にハリや弾力が生まれ、ツヤのある肌に導きます。 

たるみやしわの改善  

糸リフトは、コグのついた特殊な糸を挿入することで、土台からたるみを引き上げて、シャープで若々しいフェイスラインへ導きます。特にフェイスラインや口横のもたつきやたるみの改善に効果的です。

フェイスラインを整え、小顔効果  

糸リフトは土台からたるみを引き上げて、シャープで若々しいフェイスラインへ導くことで、フェイスラインをスッキリさせ、小顔効果をもたらします。

コラーゲン生成促進による美肌効果

挿入された糸が真皮層を刺激することにより、皮膚内の細胞が活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。それにより、美肌へと導きます。ある研究では、糸リフト挿入後にニキビ肌が改善した方が複数見られました。メインの効果ではありませんが、ニキビ改善などの美肌効果も期待できます。

糸リフトの効果の持続期間

糸リフトに使用する糸は安全のために体内に吸収されるため、リフトアップの持続期間は1年から数年程とされています。ただし、たるみの予防効果は持続するため、全く意味がなくなったというわけではないのでご安心ください。
糸リフトを有効に利用していくためには、何年かに一度の頻度で定期的に行うとメリットが大きいので頭に入れておいてください。

効果が実感できない場合の原因

直後は引きあがりが強かったけれど、すぐに効果が実感できなくなった。そういう方の原因としては、

  • 直後の引きあがりを完成と思ってしまい、1か月後などの落ち着いた段階と施術前の変化がわからなくなってしまった。
  • 施術後に施術前の自身のたるみ具合がわからなくなってしまった

などがあります。
いずれにしても、引きあがっていることがほとんどですので、施術したクリニックなどでお写真を確認してみると良いと思います。また、お写真を確認してもたるみの引きあがりを写真上だと確認しにくい場合もあるため、ご自身で写真や動画など比較しやすいように残しておくのもよいかもしれません。
それ以外での効果が実感できない原因としては以下の原因があげられます。

皮下脂肪の量が多すぎる

皮下脂肪の量が多いとそれが重りになって引きあがりにくくなります。
または直後はしっかりと引きあがったとしても、比較的すぐに戻ってしまう原因となります。

たるみが強く糸リフトが適応していない

たるみが強すぎるケースは、糸リフトでしっかり引き上げても不十分な場合があります。
もちろん、糸リフトでしっかり引き上げれば全く引きあがらないわけではありませんが、たるみが強すぎる場合満足いく程度まで引き上げることが難しい場合があります。こういったケースは、切開リフトなどの施術や脂肪吸引などの併用を検討する必要があります。

担当医の技術不足

効果の実感ができない場合、担当医の技術不足である可能性もあります。
美容外科医は技術職であるため、当然担当の美容外科医の経験や実績により、仕上がりに大きく影響します。そのため、新人ドクターや症例の少ない医師が症例モニターを募集するために相場より明らかに安い金額で募集しているケースがありますが、安易にのるべきではありません。
万が一、医師の技術不足により引きあがりや仕上がりが悪いケースでは、また別のクリニックや実績のある医師で糸リフトを行っていくことがおすすめです。

カウンセリングで理想のイメージを伝えきれなかった

カウンセリングでの医師のイメージと患者様の仕上がりのイメージが一致しない場合でも効果の実感を感じにくい場合があります。実際には複合的な治療が必要なケースで糸リフトのみでの仕上がりのイメージが乖離していると、効果は出ているけれど求めた変化が得られておらず、効果の実感しにくいケースです。実際に施術を受ける場合には、カウンセリングで仕上がりのイメージをすり合わせしておきましょう。万が一、思ったような仕上がりにならなかった場合には、再度どうすればイメージ通りに近づけるか相談してもよいかもしれません。

効果を長持ちさせる方法

次に糸リフトの効果を長持ちさせるための方法を解説していきます。

定期的に施術を受ける  

糸リフトの効果を長持ちするため、長期間維持するためには、定期的に施術を受けることがおすすめです。糸リフトはリフトアップ効果と予防効果に分けて持続を考えることができ、コラーゲン増生によりたるみ予防効果は比較的長く持ちます。目指す状態によって理想的な施術の頻度は異なりますが、定期的に糸リフトやハイフを行った方が理想的な状態で維持できます。
よく誤解されるのですが、糸リフトを行い糸リフトが体内で溶けた後、効果が完全になくなってしまうわけではありません。糸リフトの周囲にはコラーゲン繊維を増生するため、たるみの予防効果は糸が溶けた後でも残ります。糸リフトの挿入の仕方や挿入頻度については、カウンセリングの際に医師に相談すると良いと思います。

施術後は顔を刺激しない

糸リフトの施術後は、こすったり触ったりすると痛みが出やすいため、顔をあまり刺激しないようにしましょう。施術後は挿入した糸が皮下組織へ定着するのに1~2か月程度かかると言われています。施術後の安定しない時期に顔を擦ったり触って大きく動かしたりすると、コグが外れやすくなってしまいます。メイクは落としやすいようにナチュラルメイクにおさえ、クレンジングはオイルやクリームなど力を入れずに落とせるタイプのものを選ぶとよいでしょう。スキンケアや洗顔も優しく、触れる程度でできる方法を選びましょう。  

本数を増やす

一般的に、糸リフトは一度に片頬5~6本ほど挿入するのが一般的です。一度しっかり挿入して、ある程度引き上げた状態が維持されているようであれば、片側3~4本程度をメンテナンス目的で挿入する場合もありますが、一度も行ってない方や糸リフトを行ったことがあるけれど、たるみが強かったり、挿入した糸が少なかったりで維持できていない場合には一度しっかり糸リフトを片側5~6本程度は少なくとも挿入するのがおすすめです。理由としては、糸リフトはある程度まとまった本数を一度に挿入した方が「線」でたるみを引き上げている状態ではなく、「面」でたるみを引き上げている状態になるため、より自然に、より持続力高い状態で引き上げることが可能です。
挿入する糸の本数については、その方の肌の状態によっても異なるため、カウンセリングの際に医師に相談しましょう。

糸リフトのメリット・デメリット

糸リフトのメリット・デメリット

糸リフトのメリット・デメリットをご説明いたします。

メリット

  • 傷跡が小さく目立たないのに効果は長持ちする。
  • 施術後比較的すぐに効果を実感しやすい。
  • 手術時間が短く、痛みも少なく気軽に治療を受けることができる。
  • 気軽にたるみの予防ができる
  • ダウンタイムが短く、翌日からメイクや洗顔ができる。(日常生活で通常の生活に翌日から戻れる)

などが挙げられます。

デメリット  

次にデメリットについてです。

切開リフトと比較すると持続期間が短い  

手軽に受けられて効果も実感しやすい糸リフトですが、切開リフト(フェイスリフト)に比べると効果の持続期間が短いというデメリットがあります。ただ、切開リフトのように大がかりな処置をする必要がなく、ダウンタイムも短いので、日常生活に支障がなくたるみ予防ができる面では最高です。糸リフトで若いうちからたるみのケアをすることで、将来的に切開リフトをする必要がない状態を作ることもできます。

強いたるみにはリフトアップ効果がない場合がある

切開リフトに比べて効果がマイルドなので、強いたるみにはリフトアップ効果が不十分な場合があります。ただ、強いたるみでも効果が全くないわけではないので、糸リフトで改善できるものは糸リフトで改善し、切開リフトや他の施術でないと難しい部分は糸リフト以外で改善させましょう。

糸リフトの副作用・ダウンタイム  

ここからは、糸リフトの副作用・ダウンタイムの代表的な症状について以下で解説していきます。
いずれも一時的な症状で、軽い症状となることが多いですが、時間がたっても改善されない場合には担当の医師や施術を受けたクリニックへ相談しましょう。

痛み

糸リフトを受ける際には施術中や施術後に少しの痛みを感じる可能性があります。痛みの感じ方には個人差がありますが、チクッとした痛みが時々感じる程度が1~2週間感じることが多いです。筋肉痛後のような痛みや倦怠感が施術後1~2日続くことがありますが、基本的に痛み止めのお薬を使用すれば抑えることができますし、時間経過で落ち着きます。痛みが不安な方は事前に医師に相談しておきましょう。

腫れ・むくみ

施術後は少なからず炎症が生じますので、腫れやむくみが生じます。大きな腫れやむくみは1~2日程度ですが、親知らずを抜いた時ほどは腫れ・むくみはないので、想像以上に軽度のことが多いです。次第に軽快していきますので、経過をみましょう。

内出血

糸リフトにより内出血が生じる可能性はとても低いですが(0.1%程度)施術である以上内出血のリスクはあります。仮にもし内出血が起こってしまったとしても、コンシーラーやファンデーション、マスクなどで隠すことが可能です。

肌が引っ張られるような違和感

糸リフトの施術後は皮下組織を引き上げるため、顔を動かしたり、口を大きく開いた際に引っ張られるような違和感を感じることが一時的にあります。一般的には1~2週間で落ち着くので大きく心配する必要はないです。私の場合は施術後翌日までは口の開けにくい感じが少しありましたが、それ以降は全くありませんでした。

糸リフトの施術の流れ  

糸リフトの施術の際の流れを説明いたします。

カウンセリング

まず、カウンセリングで医師をどこを引き上げるのか、どこがお悩みなのかを話し合い、最も合った施術方法について話し合います。

治療

カウンセリングで納得した際には実際に施術や治療を行っていきます。

アフターケア

施術後は、ダウンタイムの経過をみていきます。完成までは糸リフトの場合1か月程かかるため、施術後のアフターケアでしっかり経過をみてくれるかも施術を受ける際に重要な要素になります。

治療後の過ごし方

治療後一定期間は、顔を過度に触ったりせず、安静にして過ごしましょう。施術後の過ごし方も仕上がりを左右する重要なポイントです。

糸リフトのよくある質問

糸リフトの術後の過ごし方で気をつけることはありますか?

施術後1~2週間は顔を過度に触ったり、マッサージは避けましょう。また糸リフトを挿入してから定着するまでには少なくとも1~2週間必要です。この期間は歯科治療や口を大きく開けることをなるべく避けましょう。洗顔やシャワー浴は当日から可能となりますので、担当医の指示に従いましょう。

糸リフトの傷跡は目立ちますか?

糸リフトはこめかみや髪の生え際から1ミリほどの小さな穴から挿入するため、傷跡は目立ちにくいです。直後でも目立ちませんが、1週間ほどで完全に見えないほどになります。

施術時間はどのくらいかかりますか?

糸リフトを挿入している時間としては、10~15分ほどで終わります。意外と短時間で終わり、ダウンタイムもほとんどないため、カウンセリング当日の施術も可能となります。

まとめ

糸リフトは、ダウンタイムが少なく、高いリフトアップ効果の得られる人気な施術です。効果は永久的ではありませんが、効果的に繰り返すことでいつまでもたるみの少ない若々しい肌を手に入れることができます。
しかし、糸リフトや小顔輪郭の治療は奥が深いため、医師の経験や技術力で仕上がりや持続性が大きく異なります。
糸リフト・小顔輪郭整形なら、小顔輪郭治療に特化したネビュラクリニックへお任せください。
ネビュラクリニックは、糸リフト、脂肪吸引の小顔輪郭整形を得意としており、日々沢山の患者様にご来院いただいております。そのため、経験症例数が非常に多く、どの医師が担当しても綺麗な仕上がりになるように技術共有が定期的に行われております。
当院の糸リフトでは、主に数種類の糸を引き上げたい部分や引き上げ効果の調節にオーダーメイドで施術しており、患者様の満足度が非常に高いです。
顔のたるみやもたつき、輪郭についてお悩みの方は是非一度ご相談ください。皆様のご来院心よりお待ちしています。

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[ COLUMN ]
この記事を監修したドクター
岸大輔

岸大輔

Daisuke Kishi

経歴

昭和大学医学部医学科 卒業
東海大学医学部附属病院 形成外科
都内病院 麻酔科
大手美容外科クリニック 川口院 院長
大手美容外科クリニック 新宿東口院 部長
大手美容外科クリニック 仙台駅前院 副院長
大手美容外科クリニック 高田馬場院 院長
大手美容外科クリニック 枚方院 院長
ネビュラクリニック京都院 院長

所属学会・資格

日本美容外科学会(JSAS)正会員
日本麻酔科学会正会員
ボトックスビスタ認定資格医
ジュビダームビスタ認定資格医
ジュビダームビスタバイクロス認定資格医
日本救急医学会ICLSプロバイダー修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

学術集会演題発表歴

1. 『肢帯型筋ジストロフィー患者の腹腔鏡下虫垂切除術に対する麻酔経験』,第59回日本麻酔科学会合同学術集会,演者:岸大輔、奥田奈穂、小柳哲男、斎藤郁恵、新井多佳子、島田宗明
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