丸顔を解消する方法|脂肪吸引の効果と注意点
キュートで可愛らしい印象の丸顔は、場合によっては女性らしくて魅力的に映ります。
しかし、一方で過度に肉付きが良い丸顔は可愛らしいというより、太っていて垢抜けていない印象を与えることも多く、一般的な美しい輪郭とは異なるため、自身の丸顔にコンプレックスを感じることさえあります。
また、丸顔の人で顔の形やバランスに悩み、「顔が大きく見える・・・」「フェイスラインがスッキリしない・・・」などとコンプレックスを感じている人も多いかもしれません。
今回は、丸顔の原因や顔痩せに効果的な方法を詳しく解説いたします。丸顔にコンプレックスを感じている人は、是非最後までお読みいただき、今後の参考にしてください。
白岩 拓巳
経歴
2016年 千葉大学医学部医学科 卒業
2016年 横浜労災病院
2017年 平戸市民病院
2018年 千葉大学医学部附属病院
2019年 千葉労災病院
2020年 大手美容外科クリニック 新宿本院
2020年 大手美容外科クリニック 福岡院 副院長
2021年 大手美容外科クリニック 広島院 院長
2021年 大手美容外科クリニック 銀座院 院長
2022年 ネビュラクリニック 院長
[ CONTENTS ]
丸顔の原因
はじめに、丸顔について考えられる原因を解説していきます。
顔が丸いのは生まれつきの場合もありますが、他にもさまざまな原因があります。
もともと丸顔の方が、次のような原因でさらに丸顔に見えてしまう可能性もあるかもしれません。
むくみ
顔が丸く見えてしまう原因の多くにあるのが、顔のむくみです。
普段も顔がふっくらしているような、もしくは太ったような印象を与えてしまいます。
運動不足や睡眠不足などによって、リンパや血液の流れが悪くなると、体内に老廃物が溜まります。身体で起こるむくみと同様に、顔にもむくむ現象は起こります。また、顔の表情筋の運動量が少なく、表情筋を普段から使っていないとリンパや血液の流れが滞ってしまうことによって、顔がむくんで丸くみえてしまうこともあるでしょう。
他にも、水分やアルコール、塩分を過剰摂取した翌朝に、顔がむくんでフェイスラインに影響を及ぼすため輪郭が丸く見えてしまうこともあるでしょう。
基礎代謝の低下
顔に皮下脂肪が多く丸顔に見えている場合、基礎代謝の低下が原因で脂肪が燃焼されず丸顔になってしまうこともあるようです。基礎代謝が高ければ、摂取エネルギーも消費されやすいため、軽い運動や軽い食事管理だけでも痩せやすい状態となります。しかし、基礎代謝が低下して低い場合、身体のみならず、顔も痩せにくいため、脂肪が落ちず、顔が丸く見えてしまいます。
顔の筋肉の衰え
顔には、目・口・鼻・表情などを動かす30種類以上もの筋肉があり、これらはまとめて表情筋と呼ばれています。表情筋を使わずにいると衰えてしまいます。
また表情筋の上にある脂肪や皮膚を靭帯などで支えていますが、これらが弱くなり支えられなくなり、たるんで下膨れのようになります。
皮膚や脂肪が支えられなくなり、たるむと顔の明らかなたるみやほうれい線、マリオネットラインなどができ、同年代に比べて老けた印象に見えてしまうこともあります。
この場合、顔の筋肉の衰えが丸顔の原因になっている可能性もあります。
脂肪の蓄積
皮下脂肪の多い人は、顔にボリュームがあるように見えるため、丸顔に見えやすいです。
身体全体に皮下脂肪が多く、基礎代謝が低い人は顔にも皮下脂肪がつきやすいです。特に女性の場合は、一見痩せているように見えている人でもホルモンの関係で皮下脂肪がつきやすいようにできています。そのため、全身だとお腹や二の腕、お尻など、そしてお顔全体に皮下脂肪がつきやすくできています。また高カロリーや炭水化物や脂質が多い食事は、皮下脂肪を蓄積しやすいため、食事内容の見直しや就寝前に飲食を控えるなど意識する必要があります。
また人間の身体には、手や足の末端部分から脂肪を優先して燃焼させる仕組みがあるため、顔の脂肪などは比較的最後に燃焼します。そのため、いくら痩せている人でも、顔にだけ脂肪が多い人は一定数いる訳です。
骨格的な要因
先ほど挙げた丸顔の要因とは異なりますが、もともとの骨格が原因で顔が丸く見える場合もあります。この場合、顔以外のほかのパーツと比べて、顎や頬骨などの骨格の大きさや形が影響してきます。
順番に説明していきます。
顎が小さい場合
顎が相対的に小さい場合、顔の横幅に対しての縦幅が短くなります。そうすると、顔の正面からみたときの顔のバランスの黄金比が崩れて、顔が丸く見えます。
顎が小さいというのは、何も「下顎骨と呼ばれる顎の骨格自体が小さい場合に限りません。」
「顎骨が後ろへ後退して下がっている場合」にも顔の正面から見て顎が小さく見えることもあるでしょう。
また、顎の大きさや形は歯並びや嚙み合わせなども影響し、フェイスラインのゆがみや下膨れにつながるものです。親知らずの抜歯でフェイスラインがスッキリし丸顔が改善したという人さえいます。
頬骨が突出している
頬骨が出ていると、丸顔にみえやすくなります。もともとの骨格だけでなく、食いしばり・歯ぎしり・頬杖をつくなどの日常生活の癖も頬骨が出る原因になり得ます。
頬骨が「頬骨弓部(きょうこつきゅうぶ)」と「頬骨体部(きょうこつたいぶ)」へ分けられます。頬骨弓部に厚みがあるか、頬骨体部の上の脂肪に厚みがあると、頬が前ぽに出てみえます。また正面より頬骨がこめかみより横に出ている場合は、頬骨弓部が横方向に張り出しており、丸顔にみえやすいです。
丸顔の悩みと顔痩せのメリット
生まれつき丸顔である程度の丸顔であれば、可愛らしくて魅力的なものですが、丸顔がコンプレックスで悩み続ける方がいることは、お伝えしてきました。
今回は、丸顔に悩む原因や顔痩せのメリットについて解説していきます。
太って見える、幼い印象を与える
丸顔から受ける印象として、身体全体も丸いイメージを持たれてしまいがちです。身体は洋服などで隠せるため、目立たせないようにすることが可能ですが、顔は他人からどんなに隠しても見えている部分が多いため、実際は太っていなくてもお顔が丸く太った印象に見える可能性はあります。
特に昨今では、オンライン化が進み、オンラインビデオで話すケースが多いですし、オンラインビデオの場合は上半身のみが映し出されることが多いです。
丸顔のせいで画面上で太って見えてしまうことにストレスやコンプレックスを感じている方もいるかもしれません。
オシャレの幅が限定される
派手なメイクやクールな髪型、エレガントな服装など、丸顔の人には似合いにくいオシャレもあります。丸顔の印象と実際の年齢やスタイルにギャップがあるため、違和感なく仕上げるには、ナチュラルメイクや可愛らしさやカジュアルな雰囲気の洋服などオシャレの範囲が限定されてしまうこともあるでしょう。
丸顔で可愛らしい印象に合ったおしゃれがご自身の好みやなりたい理想像であればよいでしょうが、ご自身のなりたいイメージとかけ離れている場合、自分らしさが表現しにくく、ストレスを感じる人もいるかもしれません。
顔痩せによるスタイルアップ効果
顔痩せによって丸顔が改善されると、全身のバランスが良くなり、スタイルが良く見えるというメリットがあります。
そのため、顔痩せによってスタイルアップにもたらす効果はとても大きいでしょう。
目が大きく見える、髪型の選択肢が広がる
顔周りの余白があると、相対的に顔のパーツは小さく見えます。
しかし、顔が痩せて顔周りの余白がなくなると、パーツひとつひとつがはっきりとします。
顔全体に対する目の大きさも変わり、目力がアップします。目の大きさで回りに与える印象や写真うつりなども変えられるでしょう。顔が痩せると、鼻もスッキリとして口元が引き締まって見えるため、より洗練された印象を与えられます。
また、丸顔のせいで顔周りを隠すヘアスタイルをしていた場合も、顔痩せすればフェイスラインがスッキリとして好きな髪型を楽しまるようになります。髪型でフェイスラインをカバーする必要もなく、思い切ってショートヘアにも挑戦できるかもしれません。
日常での丸顔解消法
ここでは、丸顔に見られないための工夫や日常での丸顔解消法についてご紹介いたします。
丸顔は遺伝的なもの、生まれつきのものとして諦めている人もいるかもしれません。しかし、少し工夫をすれば、丸顔に見られなくなります。ここでは、丸顔に見られないためのおすすめの髪型やメイクを紹介します。
髪型やメイクによる工夫
髪型やメイクを工夫するだけで、丸顔をカモフラージュすることもできるかもしれません。
髪型で特に重要なのが、前髪の作り方です。シースルーバングやセンターパート、斜め前髪など、縦のラインを強調できるものが良いです。厚めのぱっつん前髪、幅広めの前髪、短い前髪などは、丸顔の輪郭をより強調してしまうので避けましょう。このあたりは髪を切る際に美容師さんに相談するのがよいと思います。
髪の長さは、ミディアム~セミロングがおすすめです。両サイドの髪で顔の輪郭をすべて出さずに、頬の丸みをカバーすると良いでしょう。
次にメイクについてです。
メイクでは気になる部分にシェーディング(影)を入れるのがおすすめです。両サイドのフェイスラインに入れるとシャープに見えます。また仕上げに鼻筋にハイライトを入れて縦のラインを強調するとより立体的になるでしょう。髪型やメイクだけ目立ってしまう場合があるので、もともとの丸顔に合わせて全体のバランスに注意することが大切です。
顔痩せに効果的なマッサージ・筋トレ
丸顔を改善する方法の一つとして、マッサージや筋トレがあります。
丸顔は、マッサージや筋トレで改善できることもあります。手軽にできるので、無理なく続けられて顔痩せに有効なものを取り入れていきましょう。
ツボ押し、耳回し
ツボ押しについて
「頬車(きょうしゃ)」という顔痩せに効くツボを刺激することで、フェイスラインのたるみや、ぜい肉の解消が期待できます。耳の付け根とエラの中央付近に位置するツボです。
指の腹でやさしく、ゆっくり指圧します。押してゆるめるまでを5秒くらいかけて、5~10回ほど繰り返します。
耳回しについて
耳を指でつまんでぐるぐると回すだけの簡単なマッサージです。リンパの流れや血行改善を促し、継続すれば老廃物が排出されやすくなり、むくみが解消します。簡単にできるので、思い出したときに耳を回してマッサージしてみましょう。
首・肩周りのケア
首から肩にかけてある胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という筋肉をほぐすことで、リンパの流れが良くなります。老廃物が流れて顔がスッキリするでしょう。
力を入れて皮膚に摩擦ができると、赤みができるだけでなく、皮膚が伸びる刺激になるため、クリームやオイルを使用して、やさしく撫でるようにマッサージするようにしてください。
あいうえお体操、口角の引き上げ
口を大きく動かして「あいうえお」の形をします。
普段話すときの口よりも大きめに動かすと効果的です。一緒に目を閉じたり開いたりすれば、顔全体の筋肉が鍛えられます。頬のたるみが気になる方におすすめのマッサージ方法です。
口角の引き上げに関してですが、左右の口角を交互に引き上げる表情筋のトレーニングで、頬の筋肉が重点的に鍛えられます。口角が下がって老けて見られてしまうという人におススメです。習慣にすれば、自然に口角が上がり、顔の印象が明るく若々しく見えるでしょう。
生活習慣の改善
顔痩せには、マッサージや筋トレだけでなく、生活習慣も見直す必要があります。大切なポイントを紹介するので、是非心がけてみてください。
入浴、運動、睡眠
- ゆっくり湯船に浸かる入浴
- 基礎的な運動を継続して行う
- 良質な睡眠をとる
ことは、基礎代謝を高め丸顔改善に作用します。
野菜中心の食事
食事に野菜を摂取することで、むくみの解消や血流の改善、消化などに役立ちます。また、塩分の取り過ぎは、むくみに繋がるので、野菜を食べるときのドレッシングは塩分控えめにすると良いでしょう。アルコールも取り過ぎにならないように注意しなくてはなりません。
美容整形による丸顔解消
日常生活で気軽にできる丸顔対策として、マッサージや表情筋のトレーニング、生活習慣の改善などをあげてきました。しかし、これらは気軽にできる反面、期待できる効果としては限定的で限界があります。また体重が元に戻れば、リバウンドもするでしょう。
上記のような日常的にできる丸顔対策をしても丸顔が改善しない場合、すぐに効果を求める場合、リバウンドをしたくない場合には、美容整形による丸顔解消を検討することがおすすめです。特に顔の脂肪吸引は、とても効果的でリバウンドがほとんどないため、近年大変人気な施術です。
脂肪吸引というと、大きな手術のイメージがありますが、近年沢山の方がより身近に受けれる施術となって、非常に受けやすくなっております。
ここでは、顔の脂肪吸引を含む美容整形で丸顔を解消する方法をご紹介しますので、是非最後までご覧ください。
脂肪を取り除く施術
美容外科手術で丸顔を解消する方法としては、脂肪を作り出す脂肪細胞ごと吸引してくる顔の脂肪吸引が最も一般的です。顔の脂肪吸引にはいろいろありますので、順番に紹介していきます。また、顔の脂肪吸引以外にも、顔の脂肪を減らすことができる施術は存在しますので、一緒にご紹介していきます。
脂肪吸引
丸顔を解消できる美容施術として、顔の脂肪吸引があります。顔の脂肪吸引は、顎下脂肪吸引・頬下脂肪吸引・頬上脂肪吸引と部位ごとに分かれており、細かい調節が可能です。マイクロカニューレと呼ばれる細い吸引管を使用して脂肪を吸引するため、耳の後ろに隠れた小さな傷から行うことが可能です。そのため、傷跡が目立ちにくく、最終的には全く分からなくなります。一度行えば、体重が増えたとしてもリバウンドがほとんどないので、丸顔解消の根本治療と言えるでしょう。
メーラーファット除去
メーラーファットとは、頬骨からほうれい線にかけての脂肪の塊です。ほうれい線の上に位置するため、メーラーファットが多いとほうれい線が目立ちやすかったり、実年齢よりも老けて見える印象になります。
口唇の横かもしくは耳の後ろの小さな傷からマイクロカニューレを挿入して脂肪を吸引してくるため、ダウンタイムも短く、痛みや腫れも一週間以内に落ち着きます。また効果を感じるまでの期間も非常に早く、数日で効果を実感する方もいるほどです。
笑ったときの前に出た頬のせいで顔が丸くふっくら見えている方の悩みを解消できます。加齢によるたるみやほうれい線にも効果的で将来のたるみ予防・老け予防にもつながります。
バッカルファット除去
バッカルファットは、頬中央の内側にある脂肪の塊です。ダイエットで絶対にとることのできない脂肪を除去することで、丸顔や下膨れが気になる人もシャープなフェイスラインを目指せます。
加齢が原因の場合、たるんだ頬や口元の脂肪を取り除くことで、小顔効果を得られます。また若いうちにバッカルファットを除去しておけば、将来ブルドック顔になるのを予防したり、将来のたるみ予防にもなります。
また、表から見えない口の中を切開して脂肪を除去するため、傷跡は目立ちにくく、治りも早いです。抜糸も不要で、術後の腫れや内出血も一週間以内に落ち着きます。
脂肪溶解注射
皮下脂肪へ脂肪溶解注射をすることで、脂肪細胞が破壊されます。ダイエットでも落ちにくい部位の脂肪やセルライトが老廃物として体外へ排出され、部分痩せの効果を得られます。脂肪吸引と比較すると効果はマイルドですが、メスや器具を使わず身体への負担が少ない治療のため、最近では手軽に受けられる方が増えました。
輪郭・骨格を変える施術
丸顔を解消するための美容外科処置には、輪郭や骨格を変える施術もあります。脂肪吸引よりもさらに手軽に受けられる施術も多数あるので、確認しましょう。
HIFU(医療ハイフ)
メスを使わずに引き締め効果が得られる施術です。気になる部位にピンポイントに医療用超音波を照射し、皮膚の下の深い部分に熱エネルギーを集中させます。
熱エネルギー照射後に組織が治る過程を利用して、コラーゲンやエラスチンなどの美容成分が生成され、肌質が改善されます。
ダウンタイムも痛みもほとんどないため、フェイスラインや二重あごなど部分的に引き締めたい方に特におすすめです。
ヒアルロン酸注入治療
ヒアルロン酸はもともと人間の体内に存在し、肌のハリや潤いを保ち、お肌のさまざまなトラブルに効果がある成分です。
丸顔が悩みで顎をシャープにしたい場合に、手軽にフェイスラインを整えられます。ダウンタイムもほとんどないため、施術当日から日常生活に戻れます。
エラボトックス
咬筋というエラの筋肉が発達している方には特に有効な施術です。咬筋の発達によって丸顔になっている場合、エラのボトックスを注入することで、咬筋の発達を抑制し、丸顔が改善される場合があります。ただし、エラの張りの原因が筋肉でなく、骨格や骨の場合にはエラボトックスのみでは、丸顔改善の効果は期待できません。ボトックスもダウンタイムがほとんどない施術になります。
輪郭形成
小顔効果、丸顔改善効果のある輪郭形成施術というと頬骨を削ったり、下顎を前に出したりする輪郭形成の施術があります。
輪郭形成には、
①頬骨を削る
②下顎を前に出す
の二種類の丸顔改善方法があります。
この中では最もダウンタイムが長く、元に戻すことのできない手術になりますので、他の施術を試した後にどうしても輪郭形成でないと丸顔が解消しない場合で悩みが深刻な場合には検討しましょう。リスクも大きいため、早期の段階から検討する施術ではないことは頭に入れておいてよいかもしれません。
バッカルファット除去の注意点
バッカルファット除去とは聞いたことありますか?
バッカルファット除去は近年人気の施術で、丸顔改善に効果的な場合が多いです。
今回は、バッカルファット除去を受ける際に知っておきたい注意点やポイントを解説します。
効果が部分的で万能ではない
バッカルファット除去は適応が合えば、丸顔改善にとても効果的な施術ですが、効果が部分的な場合があり、万能ではあります。
顔のどのあたりのボリュームがのぞけるのかについてはカウンセリングの際に症例写真などで説明してもらいましょう。
特に若年層は慎重に検討すべき
バッカルファット除去は特に若年層(10代後半~30代)の方は慎重に検討しましょう。
特に上部のバッカルファットについては除去しすぎると凹むリスクがあるため、除去する量や除去する部位に関して調節が必要になります。若年層にもとても良い施術ではありますが、調節が難しいので、小顔輪郭の施術に慣れた医師やクリニックで施術を行ってもらいましょう。
脂肪吸引との使い分けが重要
バッカルファット除去と顔の脂肪吸引では効果が出せる部分が異なります。一般的に、顔の脂肪吸引の方の変化が予想しやすく、バッカルファット除去で出せる変化とは異なります。そのため、どの部分を改善したいのかに応じて、バッカルファット除去と顔の脂肪吸引を使い分けることが重要です。もちろん両方行った方が良い方も多いです。小顔輪郭の施術に精通した医師やクリニックでしっかり診察してもらった上で施術をしましょう。
メーラーファットやジョールファットにも注意
バッカルファット除去と似ている施術として、メーラーファット除去とジョールファット除去があります。どれもカタカナの施術で混合しやすいので間違わないように注意しましょう。
脂肪吸引の効果と失敗例
顔の脂肪吸引はとても良い施術ですが、施術が奥深く細かい調節には高度な技術が必要です。今回は顔の脂肪吸引での効果と考えられる失敗例を解説します。
美容医療は医療ですので、ちょっとしたリスクはゼロにはできません。修正可能な失敗であれば、大したことないですが、修正が難しい場合もありますので、施術をお願いする医師は小顔輪郭の施術に精通した医師にお願いしましょう。価値がある治療ですので、決して安いからという理由で安易に行わず、仕上がりや技術力で施術する医師を決めましょう。修正などを考えれば、はじめに中途半端に行った方が施術の合計金額も高くなる傾向にあります。安物買いの銭失いとはまさにこのことです。
頬や顎下の脂肪吸引で多くの悩みが解決
頬や顎下の脂肪吸引では、丸顔だけでなく、輪郭のあらゆるお悩みが改善できます。
元々の輪郭の左右差やひょうたん型の輪郭、アンチエイジング治療としてもとても有効です。詳しくは一度しっかりカウンセリングなどへ行き、聞いてみましょう。
糸リフト併用でリフトアップ効果もあり
顔の脂肪吸引と糸リフトを併用することは相乗効果でメリットがあります。
顔の脂肪吸引を行うと最終的に皮膚と皮下が癒着してたるみにくくなります。これを利用して糸リフトでリフトアップした状態で顔の脂肪吸引後固定されるとリフトアップした状態で仕上がります。顔の脂肪吸引単体でも十分メリットがありますが、糸リフトの併用との相乗効果は高いので併用も検討しましょう。
二重顎の解消にも有効
二重あごを改善したい場合には、顎下の脂肪吸引がとても有効です。また、二重あごができる原因として顎がないことが原因になっていることもありますので、顎のヒアルロン酸との併用もおすすめです。
ダウンタイムと傷跡
顔の脂肪吸引の大きな腫れは数日程で落ち着く場合が多いです。特に当院では、ダウンタイムを最小限にした脂肪吸引のSD法を行っており、少ないダウンタイムでしっかりと脂肪吸引をすることが可能となりました。傷跡も耳の後ろに数ミリの小さな傷跡ができるだけですので、目立たず、最終的には全くわからない状態にまでなります。
失敗を防ぐための工夫
失敗を防ぐためには、除去してはいけない部分の脂肪をしっかり見極め、吸い過ぎたくない部分を正確に把握することです。これには熟練の経験が必要となりますので、患者様側が失敗しないためには、しっかり経験豊富な医師を選ぶことが重要です。
解剖学に基づくマーキング
失敗を防ぐためには、上記のようにしっかり吸引する部分と残す部分を明確にすることが重要だと説明してきました。そのためには解剖学に基づいてしっかりマーキングすることが重要です。
頬骨弓直下へのアプローチは避ける
将来的に生理的にこける部分が顔には明確に存在します。その部位へのアプローチは基本的には避けることが多いですが、医師が把握していないとアプローチされてしまう場合もあるようです。頬骨弓直下へのアプローチは避けましょう。
イメージギャップを防ぐカウンセリング
仕上がりに後悔しないためには、カウンセリング時にしっかり仕上がりのイメージの共有を行っておくことが重要です。しっかり念入りにカウンセリングや説明を行ってくれるクリニックで施術を行うことが脂肪吸引で後悔しないために重要です。
丸顔にお悩みの方はネビュラクリニックにご相談ください
丸顔にお悩みの方、顔の脂肪吸引や小顔輪郭施術でお悩みの方は、ネビュラクリニックへご相談ください。
ネビュラクリニックは全国3院展開する美容外科クリニックで顔の脂肪吸引や輪郭施術に特化しております。
当院の顔の脂肪吸引の特徴
1.小顔輪郭治療に特化しているからこそ、経験豊富な医師が丁寧に治療
当院は、小顔輪郭治療に特化して、症例実績が多数あるからこそ、その方にあった適切な治療をご提案・ご提供することができます。
十人十色という言葉があるように、フェイスラインの悩み、骨格や顔の筋肉、脂肪のつき方はそれぞれ違います。エラのボトックスで大きく小顔になる方もいれば、逆にエラボトックスを打つことでデメリットの方が多い方もいますし、お悩みに対してのアプローチの仕方も人それぞれです。
当院は、小顔輪郭に関するお悩みと毎日のように向き合っているため、その方に合った適切な治療をご提案するだけでなく、しっかり仕上がりまで向き合います。
2.完成するまで安心のサポート体制
最近では顔の脂肪吸引が人気なこともあり、施術を行っているクリニックは増えました。しかし、中には価格を安価にすることによって件数を増やし、回転重視のクリニックもありますが、こういったクリニックアフターケアが充実していないため、「せっかく脂肪吸引をしたのに凸凹になったが相談しても何もアフターケアしてくれなかった」、「左右差がみられてクリニックに相談したけど雑に扱われて何も対処してくれなかった」などの話を聞くことがあります。せっかく顔の脂肪吸引の施術をしたのに後悔してしまうのであればやりたくないですよね?
少なからずリスクのある医療行為だからこそ、最後までアフターケアをしっかり行い、綺麗に仕上げることが大事だと当院では考えているため、術後は仕上がりまでしっかりサポートします。ここまでのサポートを含めたプランになっておりますが、価格も適正価格で提供しております。
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岸大輔
Daisuke Kishi
経歴
昭和大学医学部医学科 卒業
東海大学医学部附属病院 形成外科
都内病院 麻酔科
大手美容外科クリニック 川口院 院長
大手美容外科クリニック 新宿東口院 部長
大手美容外科クリニック 仙台駅前院 副院長
大手美容外科クリニック 高田馬場院 院長
大手美容外科クリニック 枚方院 院長
ネビュラクリニック京都院 院長
所属学会・資格
日本美容外科学会(JSAS)正会員
日本麻酔科学会正会員
ボトックスビスタ認定資格医
ジュビダームビスタ認定資格医
ジュビダームビスタバイクロス認定資格医
日本救急医学会ICLSプロバイダー修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
学術集会演題発表歴
1. | 『肢帯型筋ジストロフィー患者の腹腔鏡下虫垂切除術に対する麻酔経験』,第59回日本麻酔科学会合同学術集会,演者:岸大輔、奥田奈穂、小柳哲男、斎藤郁恵、新井多佳子、島田宗明 |
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