目を大きくする方法の種類は?目が小さく見える原因も解説!

目を大きくする方法の種類は?目が小さく見える原因も解説!

「目を大きくしたい」、「可愛らしい目元になりたい」、「目力をアップさせたい」というご要望は、美容整形の中でも特に多いご相談内容です。今回は、目が小さく見える原因は何なのか?そして、目を大きくするためにはどのような方法があるのか?というテーマについて解説していきます。
ご自宅でできるセルフケアも含めて、美容整形の施術にはどのような方法があるのか詳しく解説していきます。

白岩 拓巳
editor chief
[監修者] ネビュラクリニック 統括院長/代表

白岩 拓巳

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経歴

2016年 千葉大学医学部医学科 卒業
2016年 横浜労災病院
2017年 平戸市民病院
2018年 千葉大学医学部附属病院
2019年 千葉労災病院
2020年 大手美容外科クリニック 新宿本院
2020年 大手美容外科クリニック 福岡院 副院長
2021年 大手美容外科クリニック 広島院 院長
2021年 大手美容外科クリニック 銀座院 院長
2022年 ネビュラクリニック 院長

目が大きい・小さいの条件とは

目が大きいのか・小さいのかという判断については、医学的に明確な基準が定まっているものではなく、また目単体の大きさだけではなく、その人の顔全体のバランスをもって判断する必要があるため、一概に決定することは難しいです。
今回は、日本人の場合の平均的な目の大きさや理想的なバランスから判断して、目が大きい・小さいとはどのような状態かについて解説していきます。

目の平均サイズより大きいか・小さいか

日本人の場合、目を開いたときの平均的なサイズは横幅が2.7cm~3cm、縦幅が1cm程度と言われています。ただ、これは体型が大きい方も小さい方も一様に測った場合の平均値で、例えば男女別に比較すると男性の平均値の方が当然女性の平均値より大きくなり、目の横幅は、男性の平均値が2.9cm程度、女性の平均値が2.7cm程度との調査結果もあります。
そのため、単純にこの平均値よりも大きければ「目が大きく見える」ということにはならず、顔の輪郭や鼻などのパーツとのバランスで小さいか大きいかという印象が決まるといっても過言ではありません。

顔全体に対する目の幅のバランス

顔全体と目のバランスが重要ということは先ほど解説してきました。目の横幅(片目の)との理想的なバランスとしては顔全体の横幅の5分の1程度とされ、顔の端から目尻までの長さ、目の横幅(目尻から目頭までの長さ)、眉間の幅(両目目頭間の横幅)がすべて同程度になることが理想的です。そのため、顔全体の横幅が15cm程度であれば、目の横幅は3cm程度が理想的なバランスで、見た目の感覚としては(主観)、このバランスより目の割合が少なければ、「目が小さい」と感じやすく、理想的なバランスに近いかそれより大きいと「目が大きい」と感じると言えます。
逆に理想的なバランスを大幅に越えてくると、「目が大きすぎる」と感じることもあります。(非常にまれです)

次に理想的な目の縦幅のバランスですが、目の縦幅は、目の横幅に比べて3分の1から2分の1程度が理想的と言われています。つまり、目の縦幅が3cmであれば、縦幅は1cm~1.5cm程度が理想的なバランスです。

目が小さく見える原因

ここまで解説してきたように、目の大きさは顔全体に関する理想的なバランスによって、目が大きいか小さいかという印象に繋がっていますが、目が小さく見えるのは生まれつきの先天的な要因と生まれてからの後天的な要因によるものがあります。
ここでは、目が小さく見えてしまう要因についてご紹介いたします。

一重まぶた

日本人の場合、先天的な生まれつきの二重まぶたの方の割合は3割程度と言われており、半数以上の方は両目もしくは片目が一重まぶたです。
一重まぶたの場合、皮膚が織り込んでない分、目を開く縦幅が狭いので、目が小さく見える傾向にあり、まつげも下向きになりやすいので瞳にまつげが被さって余計に目が小さく見えやすいと言えます。
一重まぶたと二重まぶたの違いは、目を開く眼瞼挙筋という筋肉の一部の挙筋腱膜という構造が皮膚表面まで伸びて繋がっているかという遺伝的要素で決まります。これは残念ながら、生まれた後にトレーニングなどの努力によって手に入れられるものではありません。

眼瞼下垂

一重まぶたと同様に、二重まぶたであっても、生まれつき先天的に目を開く力が弱い状態(いわゆる眼瞼下垂)であっても、目の縦幅は狭くなるので、目は小さく見えます。眼瞼下垂は後天的に疾患や事故などにより発生することもありますが、大部分の方は先天的な要因で眼瞼下垂になっております。

眼精疲労

眼精疲労によって、目の周囲の血流が悪化すると、目を開ける筋肉である眼瞼挙筋や目を閉じる筋肉である眼輪筋の力が弱まるため、目を開けにくくなることがあります。これにより、一時的に目を開けにくくなり、目が小さくみえることがあります。

アジア人特有の蒙古ヒダ

蒙古ヒダとは、目頭(目の内側)を覆うようにして存在する皮膚で、アジア系の人種に特有の構造ともいわれています。一説によると、アジア人は大陸がまだ繋がっていた頃に砂漠の砂から目を守るために発達した構造と言われており、日本人のだいたい7~8割の方にあるとされています。一般的に目が綺麗だと言われている欧米系の方にはない構造になるため、欧米人の綺麗な目に憧れていたり、平行二重にしたい場合には蒙古ヒダを解除してあげることが一番の近道になります。
また、蒙古ヒダが目の内側を隠している構造に対して、目尻側が狭い人もいます。
蒙古ヒダが発達していることも、目尻側が覆いかぶさって狭い人もどちらも目が小さく見える要因になるため、これらは美容整形によって目を大きくすることができます。

目を大きくする方法|セルフケア編

目の大きさや形状そのものを変えることは医療的な対応を行わなければ難しいですが、セルフケアやメイクなどにより目を大きくみせることは可能です。

目のマッサージで筋肉をリラックスさせる

目元をマッサージしたり、目を温めたりすることによって血流が良くなると眼輪筋などが眼輪筋などが凝り固まった状態をほぐすことができます。目を閉じる眼輪筋が凝り固まってハリがでてしまうと、それだけで目が開きにくくなりますので、ほぐすことで目を開きやすくして、目を大きくみせることができます。

温かいタオルで目の周りのむくみをとる

上記で説明しているとおり、目を温めることによっても目を閉じる眼輪筋の血流をよくすることで目を開きやすくすることができます。

二重メイクを活用する

アイプチやアイテープなどまぶた専用のノリなどでくっつけて疑似的な二重を作るメイクでも、目を開く幅を広げて目を大きくすることができます。ただし、メイクで二重まぶたにする場合はあくまでも皮膚の外側でまぶたをくっつける形となりますので、目を閉じた時にそのラインが目立ってしまうデメリットもあります。また、皮膚をノリやテープでくっつけて無理やり二重にしているわけですから、皮膚へのダメージが大きく肌荒れをしてしまったり、長く慢性的に炎症を起こしてカチカチのまぶたになってしまうケースもあります。肌荒れを起こしたり、慢性的にカチカチ、ガサガサの皮膚になるようでしたら、ただちに使用を中止して、埋没法などで二重整形してしまう方がメリットが大きいです。元々、二重埋没法がいつかとれるイメージがありましたが、現在は技術の進歩により長期間二重が持続する優秀な埋没法も存在します。

カラコンで瞳を強調する

カラーコンタクトレンズ(略してカラコン)と使用することで黒目部分を大きくみせることができます。カラコンは長時間の連続装着による目(特に角膜)への負担が大きいので、注意しながら使用することがよいでしょう。眼科医の診察を定期的に受けた上で、カラコン生活をしましょう。

目を大きくする方法|美容外科編

(効果を実感したいなら「美容整形」がおすすめ)
ここまで、自宅でのセルフケアで目を大きくする方法をご紹介してきました。

二重埋没法

二重埋没法とは、医療用の安全な糸によって、眼瞼挙筋や瞼板というまぶたの裏の組織と皮膚表面を結び、二重まぶたの構造を作る二重形成術です。糸は皮膚に「埋没」させて表には見えなくしているため、埋没法と呼ばれています。
二重埋没法はダウンタイムも短く、比較的短時間で二重にすることができるという点から、最近では二重切開よりも人気で、身体への負担少なく済みます。

先天的な二重まぶたに近い構造を作るため、自然な二重まぶたとなり、目を閉じたときもバレることはほぼありません。ただし、まぶたが分厚かったり、眼窩脂肪が多かったりすると、埋没法だけでは自然な二重をつくることが難しかったり、二重をつくってもとれやすい場合があります。

二重切開法

まぶたを切開し、必要に応じてまぶたの脂肪を除去したり、瞼板前組織といって生まれつきの二重に近い位置を皮膚表面を縫い合わせることで、二重の食い込みをつくり、半永久的な二重を作る方法になります。切開を伴うため、施術にかかる時間や身体への負担は埋没法に比べると大きいですが、埋没法では難しいケースや半永久的な効果を求める方にはまだまだニーズがあります。
また、切開を伴うため、食い込み具合など調節が難しい施術ではあるので、医師の技量によって仕上がり具合が大きくことなります。

目頭切開法

蒙古ヒダを切開によって解除し、目頭側を広げる術式です。Z法、W法など様々な術式があり、仕上がりを求めるのであれば、患者様のお目元の状態に応じてしっかりアプローチの仕方を変える必要性があります。目頭切開の術式に関しては他のコラムで解説してますので、是非読んでみてください。

蒙古ヒダを除去することで、単純に目の横幅・縦幅が広がるだけでなく、二重ラインが蒙古ヒダに巻き込まれることなく平行二重を目指せたり、離れ目の印象が改善されて顔全体と目のバランスを調節できたりします。

目尻切開法

目の大きさを外側に広げる場合は目尻切開が適応です。目を大きくする効果だけではく、つり目を改善したり、タレ目に近づけ優しい目元にできたり調節可能です。また傷跡もわかりにくいため、ダウンタイムがとれないという方にもおススメの施術です。

クマ取り(脱脂)

目の下のクマは老けていたり、疲れた印象だけでなく、目を小さくみせてしまいます。
目の下のクマを手術で取り除くことで、老けたり、疲れた印象を取り除くだけでなく、涙袋をぷっくりとさせ、目の大きさを改善します。

【症例紹介】美容整形で目を大きくする

症例①

目の左右差を改善し、まつ毛の生え際にみえるぱっちり二重にしたいとのご要望
 ↓
二重埋没(線どめ)+目頭切開で実現しました。
術後1週間ですが、傷跡もだいぶ目立ちにくいと
思います

症例②

元々、目の重さにお悩みの方で生まれつき一重の方
瞼の重さを改善し、パッチリとした二重をご希望
 ↓
瞼の重さが強かったため、固定力とデザイン性に優れた線留めの二重埋没法を行いました。
目の開きが改善し、パッチリとした印象になりました。

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[ COLUMN ]
この記事を監修したドクター
白岩 拓巳

白岩 拓巳

Takumi Shiraiwa

経歴

2016年 千葉大学医学部医学科 卒業
2016年 横浜労災病院
2017年 平戸市民病院
2018年 千葉大学医学部附属病院
2019年 千葉労災病院
2020年 大手美容外科クリニック 新宿本院
2020年 大手美容外科クリニック 福岡院 副院長
2021年 大手美容外科クリニック 広島院 院長
2021年 大手美容外科クリニック 銀座院 院長
2022年 ネビュラクリニック 院長

所属学会・資格

日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本抗加齢医学会 正会員
ボトックスビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医
アメリカ心臓協会 ACLSプロバイダー
アメリカ心臓協会 BLSプロバイダー
日本救急医学会 ICLSプロバイダー
日本内科学会 JMECC修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了

学術集会演題発表歴

1. 白岩拓巳、越後憲之、野崎藤章、近藤有理子:「NICU入室中の早産低出生体重児に分娩室で緊急手術を施行した一例」第22回日本小児麻酔学会学術集会、2016.10.8(横浜)
2. 白岩拓巳、石田晶子、石渡一樹、内藤久美子、大和梓、志賀明菜、中山哲俊、永野秀和、鈴木佐和子、小出尚史、高躍、堀口健太郎、田中知明、横手幸太郎:「ETSS術後再発に対して再手術施行したCushing病の長期経過観察2症例」 第19回日本内分泌学会関東甲信越支部学術集会、2018.9.8(東京)
3. 塚越彩乃、小野啓、白岩拓巳、金子ひより、石渡一樹、前田祐香里、北原綾、石川崇広、林秀樹、横手幸太郎:「減量目的に腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を施行した精神疾患合併をもつ高度肥満症の2例」 第56回日本糖尿病学会関東甲信越地方会、2019.1.26(横浜)
4. 白岩拓巳、馬場雄介、石川崇広、越坂理也、前澤善朗、横手幸太郎:「ACTH単独欠損症に対する治療により血糖値が安定化した高齢者1型糖尿病の1例」 第69回日本老年医学会関東甲信越地方会、2019.3.2(東京)
5. 白岩拓巳、馬場雄介、石川崇広、越坂理也、前澤善朗、横手幸太郎:「ACTH単独欠損症に対する治療により血糖値が安定化した高齢者1型糖尿病の1例」 第69回日本老年医学会関東甲信越地方会、2019.3.2(東京)
6. 上田聖、小野啓、小澤元、菊池暢行、佐藤奈緒、鈴木詢也、白岩拓巳、塚越彩乃、熊谷仁、横手幸太郎:「高度肥満症を伴う1型糖尿病に予測低血糖自動注入停止型インスリンポンプを導入した1例」 第37回日本肥満治療学会学術集会、2019.11.2(東京)
7. 類家裕太郎、田村愛、白岩拓巳、石渡一樹、内藤久美子、石田晶子、河野聡美、出口ハンナ、藤本真徳、佐久間一基、鈴木佐和子、小出尚史、山崎有人、笹野公伸、横手幸太郎:「PRKACA変異陽性のCortisol及びAldosterone同時産生副腎腺腫の1例」 第29回臨床内分泌代謝Update、2019.11.29(高知)
8. 由井健智、白岩拓巳、石川耕、三村正裕:「免疫チェックポイント阻害薬関連劇症1型糖尿病の1例」 第57回日本糖尿病学会関東甲信越地方会、2020.1.18(横浜)
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岸大輔

岸大輔

Daisuke Kishi

経歴

昭和大学医学部医学科 卒業
東海大学医学部附属病院 形成外科
都内病院 麻酔科
大手美容外科クリニック 川口院 院長
大手美容外科クリニック 新宿東口院 部長
大手美容外科クリニック 仙台駅前院 副院長
大手美容外科クリニック 高田馬場院 院長
大手美容外科クリニック 枚方院 院長

所属学会・資格

日本美容外科学会(JSAS)正会員
日本麻酔科学会正会員
ボトックスビスタ認定資格医
ジュビダームビスタ認定資格医
ジュビダームビスタバイクロス認定資格医
日本救急医学会ICLSプロバイダー修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了

学術集会演題発表歴

1. 『肢帯型筋ジストロフィー患者の腹腔鏡下虫垂切除術に対する麻酔経験』,第59回日本麻酔科学会合同学術集会,演者:岸大輔、奥田奈穂、小柳哲男、斎藤郁恵、新井多佳子、島田宗明
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