鼻の糸リフト整形のメリットとデメリット
近年、特殊な医療用の糸を使って「切らない」でお顔のたるみを改善したり、形に変化をもたらす「糸リフト」と呼ばれる美容整形手術が注目を集めています。
顔全体のリフトアップはもちろん、口横のもたつきのリフトアップ、更にはスレッドノーズと一般的には呼ばれて鼻先や鼻筋の高さや綺麗な形をつくることに用いられたりします。
メスを使ったような大掛かりな手術ではないため、ダウンタイムが短く「周りから気づかれにくい」という点が特徴で人気になっています。
メスを使った美容整形では、通常ダウンタイムがメスを使わない美容整形より長くなる傾向があり、その分効果もしっかり出せることが特徴的ですが、「求める変化が出せる」のに「切らないでバレにくい美容整形」があれば、それに越したことはないですよね?
特に近年、日本人は「ナチュラルな変化」を希望される方が多く、「自分自身のコンプレックスを改善したいけれど、他人には気づかれたくない」という方がほとんどです。
しかし、変化がない整形であれば、仕上がりに不満を持つ方もいますので、微妙な塩梅での調節が大事になってきます。
ネビュラクリニックでは、一定以上の技術を認められた医師のみが施術を行うため、仕上がりや変化の調節には絶対の自信を持っております。また、たとえメスを使用する施術を行ったとしても綺麗な仕上がり、綺麗な傷跡になることは間違いありませんが、整形直後にはどうしても少なからずダウンタイムがあるため、この間に整形手術のことがバレてしまう問題もあります。
このような理由から、近年では、「切らない美容整形」が注目を集めており、鼻整形であっても、「切らない鼻整形」でバレずに綺麗に変化させることもできます。
そこで、本コラムでは切らない鼻整形の一つである「鼻の糸リフト(別名スレッドノーズ)」について解説していきます。
- 鼻整形に興味があるが、大がかりな手術はしたくない。
- 自然な仕上がりでバレたくない
という方は、是非最後までご覧ください。
白岩 拓巳
経歴
2016年 千葉大学医学部医学科 卒業
2016年 横浜労災病院
2017年 平戸市民病院
2018年 千葉大学医学部附属病院
2019年 千葉労災病院
2020年 大手美容外科クリニック 新宿本院
2020年 大手美容外科クリニック 福岡院 副院長
2021年 大手美容外科クリニック 広島院 院長
2021年 大手美容外科クリニック 銀座院 院長
2022年 ネビュラクリニック 院長
[ CONTENTS ]
鼻の整形の基本
鼻の美容整形には、さまざまな種類のものがあります。
鼻先や鼻筋の高さを変えたり、形を整えたり、鼻(特に小鼻)を小さくしたり、鼻の穴の形を変えたり…。
鼻整形と一言で言っても、どのような鼻を作りたいのか、どこが気になるのか、できるだけ切らない方法でやりたいのか綺麗になるのであれば切ることに抵抗ないのか、アプローチの仕方や到達したい仕上がりによって鼻整形のやり方は千差万別です。
例えば、鼻の高さを高くする場合でも、鼻先と鼻筋の部位に分かれますが、どの部位をどのくらい高くするのかによっても印象は変わりますし、アプローチの仕方も異なります。
また、「団子鼻」のような「丸い鼻」にコンプレックスを抱えている場合、「鼻を高くしたい」と希望されているケースが多いのですが、この場合には「鼻先を高く」する必要があるということがポイントです。仮に、鼻筋を高くする場合には「鼻の糸リフト」が最も適している場合もありますし、プロテーゼなどを用いた方が理想に近づく場合もあります。
鼻整形を行う場合には、繊細な調節が必要ですので、カウンセリングの際にしっかりシュミレーションを行うことで仕上がりのイメージを明確にしておくことが重要です。
鼻の整形の種類
先ほどご説明してきたように鼻の美容整形の種類は多数ありますが、大きく分けると「切らない施術」と「切る施術」に分けられるかと思います。
メスを使わず、切らないで行う主な鼻整形はヒアルロン酸注入、今回紹介する「鼻の糸リフト(当院ではネビュラメッシュ)」や「切らない小鼻縮小」のように、メスを使用せずに鼻の整形を行う方法が切らない施術方法です。
一方で、切る施術方法としては、プロテーゼの挿入手術、鼻尖形成手術、小鼻縮小切開法、耳介軟骨移植、鼻中隔延長手術といったものがあります。
どちらにもメリットとデメリットがありますが、一般的には切らない鼻整形はダウンタイムが短く効果や持続期間に制限があり、反対に切る鼻整形はダウンタイムが切らない鼻整形に比べて長いが効果や仕上がりが求めたところまでいきやすいという特徴があります。
どちらが優れているといったことはなく、それぞれの患者様のニーズに合った施術をおこなうべきですので、カウンセリングで直接医師と話すことが重要です。
鼻の糸リフトとは
それでは、ここでは、「鼻の糸リフト(当院ではネビュラメッシュ)」についてご紹介していきます。そもそも糸リフトとは、フェイスラインのたるみを特殊な医療用の糸を使用して引き上げる施術方法をイメージするかと思いますが、鼻の糸リフトの場合、引き上げよりも挿入して物理的に隆起させ高さを出す施術のイメージが近いかと思います。
糸リフトを鼻に行うのが「鼻の糸リフト」
そんな挿入して隆起させ、鼻に高さを出すのが「鼻の糸リフト」です。
鼻先に行い鼻先の高さを出す糸リフトもありますが、「鼻の糸リフト」というと一般的に広く行われているものは鼻筋の高さを出す「鼻の糸リフト(当院ではネビュラメッシュ)」です。
当院では、鼻筋に行う糸リフトのことを「ネビュラメッシュ」と呼んでおり、体内で溶ける医療用の糸を鼻筋に挿入することで、鼻筋に高さや筋を出します。数年で溶ける安全な糸を使用しておりますが、鼻筋の高さは思った以上に長期的、あるいは半永久的に持続します。
鼻の糸リフトがオススメな人
「鼻の糸リフト」がおすすめの人は、
- 短いダウンタイムで切ることなく鼻の整形がしたい方
- プロテーゼなどを挿入することに抵抗がある方
- 長期的に持続し、変化もナチュラルにしっかり求めている方
実際、鼻の糸リフトは切らない鼻整形の一つですが、その効果は比較的高くしっかり変化を感じられるだけでなく、効果の持続も長期間に及びます。美容整形初心者の方でも抵抗が少なく、非常に費用対効果が高いおすすめの施術です。
鼻の糸リフトの効果
鼻の糸リフトの効果について具体的にご紹介いたします。
鼻の糸リフトによる鼻整形の特徴は「ナチュラルに鼻筋の高さが出せる」ということです。また、鼻先の針穴一つから施術をおこなうことができるため、ダウンタイムがほぼなく、周りの人にバレにくいことが特徴的です。
ダウンタイムがほとんどないため、施術を受けてすぐに職場や学校などにいくことができます。マスクなどで隠せるなら尚更わからないでしょう。
効果持続期間
通常、鼻の糸リフトが溶けるまでの期間は使用する素材によって異なりますが、2~3年程度と言われています。しかし、糸はメッシュ状になっており、自己組織やコラーゲン繊維がメッシュの中に入り形をつくる性質があるため、糸自体が溶けても高さや自己組織で形作られた部分は残ります。このため、意外と長期間持続する人も多いようです。
ダウンタイム
針穴一つで挿入することができる切らない鼻整形であるため、ダウンタイムはほとんどありません。通常、1~2日ほどで馴染むようです。もちろん、細かい腫れやむくみはありますが、それも1週間程度で落ち着きます。術後の経過はヒアルロン酸注入と変わらないことも多く、マスクをしてしまえば当日や翌日から仕事復帰などすることができます。仕事や学校などで長期のお休みがとれないという方にもとてもおすすめです。
鼻の糸リフトのメリット
鼻の糸リフトのメリットをお伝えいたします。
手軽で効果的な鼻の整形方法
鼻の糸リフトの一番のメリットは、リスクが少なく、ダウンタイムが少ないため、最も手軽で費用対効果がとても高い施術であることです。
また、万が一、施術後に十分な高さが出なかったり、もっと高さが欲しくなったとしてもあとから追加して更に高さを出すこともできます。
鼻のヒアルロン酸と同じくらいの手軽さでできますので、多くの方が受けやすい点がおすすめのポイントです。
当院が鼻の糸リフトを第一選択にする理由
当院では、鼻筋の高さを出したい場合、いわゆる隆鼻術を希望する場合、鼻の糸リフト(ネビュラメッシュ)を第一選択として治療をしています。
その理由についていくつか挙げていきます。
1.手軽にダウンタイムがほとんどなく施術を受けることができ、施術のリスクが低い
鼻の糸リフトは先ほどもお伝えしている通り、とても手軽にダウンタイムがほとんどなく受けることができます。施術時間もわずか5分~10分ほどで終わるため、メリットが大きい施術であると考えます。また、万が一、糸を抜きたくなった場合でも簡単に抜去することが可能です。
2.鼻のヒアルロン酸よりもリスクが低く持続期間が長い
実は、鼻のヒアルロン酸には、血管塞栓(鼻の周りの血管にヒアルロン酸が入ることによる血管の壊死)や何度も継続するとアバター鼻になる可能性があるというリスクがあります。しかし、鼻の糸リフトの場合には特にこれといったリスクがなく安全かつ長期間持続させることができます。
3.鼻のプロテーゼに抵抗がある方でも施術ができる
鼻のプロテーゼなどのように切る鼻整形に抵抗がある方でも施術を受けやすく、多くの方に受けていただける点です。やはり、しっかりした技術があって、効果や仕上がりに自信があっても、患者さまに抵抗がある場合は無理に勧めるというわけにはいきません。そのため、患者様の「できるだけ手軽な施術で、リスク少なく、変化が欲しい」といったニーズを最も満たしているものが鼻の糸リフトであると考えるためです。
鼻の糸リフトのデメリットとリスク
続いて、鼻の糸リフトのデメリットやリスクについてです。
効果の個人差と持続期間の限界
効果の個人差や持続期間の限界は当然のことながらあります。しかし、比較的効果もナチュラルに出て、持続期間も長いたため、そこまで大きなデメリットではないと考えます。
副作用の可能性
鼻の糸リフトの副作用は、ほとんどありませんが、医療行為である以上腫れや内出血の可能性は一定数あります。ただし、とても少ないので、施術を受けやすいと思います。
鼻の美容整形の注意点
鼻の美容整形にはさまざまなものがあり、どの施術にもメリットとデメリットが存在します。現在の患者様の鼻の状態、求める効果や変化によってもおすすめできる方法は異なります。自身がどのような変化が欲しいのか明確にしながり、どういったものには抵抗があってどこまで許容できるのか、また切る施術と切らない施術であればどの程度まで可能なのかしっかり考えをもった上でカウンセリングを受けられたら、満足度の高い結果になるご提案や施術を受けられる可能性が高いでしょう。
また、あまりに制限が多すぎると提案できる鼻整形の施術も制限されますので、どの程度の変化を求めるのか、どのような鼻やお顔になりたいのかをベースに考えるとよいでしょう。
鼻の糸リフトはネビュラクリニックにお任せください
ネビュラクリニックでは、鼻整形に精通した医師がしっかりと患者様のご要望をお聞きし、適切なご提案やシュミレーションを行った上で施術をしています。鼻にコンプレックスがあるという方は是非一度ネビュラクリニックへご相談ください。
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岸大輔
Daisuke Kishi
経歴
昭和大学医学部医学科 卒業
東海大学医学部附属病院 形成外科
都内病院 麻酔科
大手美容外科クリニック 川口院 院長
大手美容外科クリニック 新宿東口院 部長
大手美容外科クリニック 仙台駅前院 副院長
大手美容外科クリニック 高田馬場院 院長
大手美容外科クリニック 枚方院 院長
ネビュラクリニック京都院 院長
所属学会・資格
日本美容外科学会(JSAS)正会員
日本麻酔科学会正会員
ボトックスビスタ認定資格医
ジュビダームビスタ認定資格医
ジュビダームビスタバイクロス認定資格医
日本救急医学会ICLSプロバイダー修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
学術集会演題発表歴
1. | 『肢帯型筋ジストロフィー患者の腹腔鏡下虫垂切除術に対する麻酔経験』,第59回日本麻酔科学会合同学術集会,演者:岸大輔、奥田奈穂、小柳哲男、斎藤郁恵、新井多佳子、島田宗明 |
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