ほくろ除去の失敗・後悔しないコツとは?注意点を解説!

ほくろ除去の失敗・後悔しないコツとは?注意点を解説!

ほくろ除去の施術が気になっていても、失敗が怖くてなかなか踏み切れない方も多いはず。とはいえ、ご自身でのほくろ除去はとても危険です。ほくろの除去は、必ず信頼・実績のあるクリニックで適切な処置を受けましょう。

施術には、「切開法」「くり抜き法」「電動メス」「レーザー治療」などがあり、事前にリスクやデメリットを知る必要があります。また、自分自身のほくろの状態や種類も理解しておかなくてはなりません。

この記事では、ほくろ除去の失敗・後悔例や施術の種類、失敗しないコツや注意点について解説します。ほくろ除去の施術を検討中で、失敗を避けたい方・後悔したくない方におすすめです。ぜひ参考にしてください。

白岩 拓巳
editor chief
[監修者] ネビュラクリニック 統括院長/代表

白岩 拓巳

Instagram instagram

経歴

2016年 千葉大学医学部医学科 卒業
2016年 横浜労災病院
2017年 平戸市民病院
2018年 千葉大学医学部附属病院
2019年 千葉労災病院
2020年 大手美容外科クリニック 新宿本院
2020年 大手美容外科クリニック 福岡院 副院長
2021年 大手美容外科クリニック 広島院 院長
2021年 大手美容外科クリニック 銀座院 院長
2022年 ネビュラクリニック 院長

ほくろ除去での後悔・失敗例

自分のほくろの状態や種類を把握していなかった

ほくろ除去を行う際は、ほくろの種類によって適切な方法を選択する必要がありますが、そもそもほくろにも種類があることをご存知でしょうか?

ほくろは医学的には母斑細胞母斑、色素性母斑と呼ばれる良性腫瘍(良性のできもの)のことで、通常型と特殊型に分類されます。
通常型は増殖している細胞の存在部位から、境界母斑、複合母斑、真皮内母斑に分類されます。

皮膚は厚さが約0.2mmの表皮とその下方にある真皮から構成されており、真皮の厚さは表皮の約15〜40倍です。
境界母斑は表皮と真皮の間にできたもので、通常薄く小さいためほとんど目立ちません。
複合母斑は境界母斑と真皮内母斑が混在しているものを言います。真皮内母斑は真皮内に母斑細胞が集まってできたものです。
特殊型はSpitz母斑やClack母斑などがあります。

また、中には一見ほくろのように見える皮膚がんやほくろから皮膚がんが発生することもあるため注意が必要です。

ほくろ除去のリスクやデメリットを知らなかった

一般的なリスクやデメリットとしては、再発、傷跡が残る、感染症、色素沈着などがあります。また、ほくろではなくほくろに似た皮膚がんであった場合は播種と言って、がん細胞を周囲の組織に拡散してしまうリスクもあります。

稀にご自身でほくろを除去しようという方がいらっしゃいますが、これらのリスクが高まるためお勧めできません。

ほくろ除去の治療方法を知らずに受けてしまった

ほくろの種類によって適した治療法が異なるため、それらの方法を熟知した専門施設で治療を受けることをお勧めします。

ほくろ除去にはどんな種類があるの?

ほくろ除去の失敗・後悔しないコツとは?注意点を解説!

切開法

切開法は最もスタンダードな方法です。
径の大きいほくろや皮膚の深い部分までほくろの細胞がある場合はこちらが適応となります。

ほくろの周辺に局所麻酔の注射を行い、ほくろと周囲の皮膚をメスで切除します。切除した後は縫合及び抜糸を行います。
メスで切除するため、再発するリスクがほとんどありません。

デメリットは抜糸が必要なため、それまでは手術部位に糸が着いた状態になること、しばらくは傷跡が残るリスクがあることが挙げられます。
抜糸は術後1~2週間が目安の期間となります。縫合線の長さはほくろの直径の2-3倍が目安です。

術後の一般的な経過としては、術後3日程は少し腫れて赤みがある場合があります。
その後は傷に沿った淡い赤みがある期間を経て、約1か月後程で元の肌の色に戻るイメージです。

術後の過ごし方としては、手術当日は基本的には手術した部位は濡らさず、その日は安静にしていただく必要があります。また、運動やアルコールは控えていただきます。
シャワーは翌日から可能ですが、湯船へ浸かるのは感染予防の観点から抜糸後が望ましいです。
また、傷をきれいに治すという観点では手術した部位の皮膚が引き伸ばされないようにすることも重要です。

くり抜き法

くり抜き法は18G針やトレパンと呼ばれる円形のメスを用いて、ほくろを円形にくり抜く方法です。径の小さなほくろや縫合が難しい鼻などの部位に適しています。通常皮膚は縫合せず、自身の治癒力で自然に傷が塞がるのを待ちます。ほくろの大きさにもよりますが、傷が塞がるには1〜2週間程必要です。

傷が塞がるまでは軟膏を塗布したり、特殊な創傷被覆材で傷を保護したりします。

電気メス

電気メスを使用する方法は径が小さいほくろや浅いほくろが適応になります。電気メスでほくろ全体やほくろの周囲を焼くことで、ほくろを除去していきます。こちらも、くり抜き法同様皮膚の縫合は不要です。術後の処置もくり抜き法に準じます。

レーザー治療

レーザー治療はCO2レーザーを用いて、ほくろを焼き削る方法になります。
もちろん局所麻酔を使用するため、痛みはほぼありません。

メリットとしてはレーザーを用いるため出血がほぼなく、縫合も不要なため処置時間が短くて済むことが挙げられます。そのため、複数のほくろを一度に除去することも可能です。

デメリットとしては深くまであるほくろの場合は再発や瘢痕形成のリスクがあります。
瘢痕とはいわゆる傷跡のことですが、これは傷を修復しようとする力が過剰に働いた結果、皮膚が周囲の皮膚と異なる線維の組織に置き換わったものです。
瘢痕部分は毛穴が存在せず、周囲の皮膚と質感が異なっているため、見た目の観点から目立ちます。また、瘢痕は自然に治癒することがないため、傷痕として残ってしまいます。
そのため、ほくろ除去ではいかにこの瘢痕を作らないか、または瘢痕になったとしてもそれをいかに最小限の範囲に留めるかがポイントになってきます。

そのためにはほくろの深さに合わせて適切な方法を選択する必要があり、医師の腕の見せ所のひとつです。

ほくろ除去で失敗しない選び方

料金は適切かどうか

自由診療ではクリニックによって金額が異なります。当院では適正価格で料金設定をしております。詳しくはHPの施術料金一覧のページよりご確認ください。

豊富な実績を持っているかどうか

前述した通り、ほくろの種類によって適切な方法を選択する必要があり、当院では経験豊富な医師がいかに傷痕をきれいにするか、ここにこだわって施術を行っております。

万が一の保証はついているか

当院では、万が一再発があった場合などは再施術をさせて頂いております。再施術が必要な場合や時期などについては診察して判断します。保証内容についてはカウンセリング時にお問い合わせ下さい。

セルフほくろ除去は失敗リスクが高い

稀にご自身でほくろを除去しようとする方がいらっしゃいます。

例えば、不衛生なハサミやカッターなどで切除しようとすると、感染のリスクが高まります。感染すると、痛み、腫れや膿が出るなどの症状が現れ、その場合抗菌薬による治療が必要になります。
最悪の場合、その部分の皮膚が壊死してしまう可能性もあります。

医療機関では滅菌処理をされた器具を用いて清潔を保って手術をすることで、感染症のリスクを限りなく低くしています。

また、ほくろ除去クリームやお灸で使用されるもぐさを用いて、皮膚を火傷の状態にしてほくろを除去しようとする方もいらっしゃいます。
これらの方法ではほくろは完全に取りきれないですし、火傷の痕が残るリスクもあります。
そのため、やはりこれらの方法もお勧めできません。

ほくろ除去のことならネビュラクリニックにご相談ください

ほくろ除去は気軽にできるイメージがあると思いますが、ほくろの大きさや深さによって適切な方法を選択する必要があり、また上記のように様々なリスクがあるため医療機関での処置が望ましいです。

当院では経験豊富な医師が患者様一人一人のほくろの状態を診察し、適切な治療法をご提案しています。
ほくろ除去を検討されている方は是非、気軽にご相談ください。

無料カウンセリングを予約する

関連するコラム

[ COLUMN ]
この記事を監修したドクター
穴井元康

穴井元康

Motoyasu Anai

経歴

産業医科大学医学部 卒業
国立病院機構九州医療センター
トヨタ自動車株式会社 専属産業医
東北ろうさい病院 整形外科
都内整形外科クリニック 院長
大手美容外科クリニック
ネビュラクリニック広島院 院長

所属学会・資格

日本整形外科学会 正会員
日本医師会認定產業医
ボトックスビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医

ドクターの詳細はこちら
岩切琢磨

岩切琢磨

Takuma Iwakiri

経歴

2016年 熊本大学医学部医学科 卒業
2016年 医療法人財団 荻窪病院
2018年 昭和大学病院 皮膚科学講座
2019年 昭和大学江東豊洲病院 皮膚科
2024年 ネビュラクリニック 東京錦糸町院 院長

所属学会・資格

日本皮膚科学会
日本美容皮膚科学会 正会員
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本抗加齢医学会 正会員
日本専門医機構認定 皮膚科専門医
ボトックスビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医

術集会演題発表歴

1. 岩切琢磨、井藤遥、小野蘭、猿田祐輔、渡辺秀晃、末木博彦(昭和大)、山下太郎、安東由喜夫(熊本大神経内科):結節性皮膚アミロイドーシスの1例.日本皮膚科学会第879回東京地方会(2018.6)
2. 岩切琢磨、田代康哉、張田修平、岩井信策、渡辺秀晃、末木博彦:好酸球性環状紅斑の1例. 第82回日本皮膚科学会東京支部学術大会(2018.12)
3. 岩切琢磨、新屋光一朗、北見由季、渡辺秀晃、末木博彦:手指に限局したWells症候群の1例. 日本皮膚科学会第883回東京地方会(2019.2)
4. 岩切琢磨、石橋智、山内輝夫、永田茂樹:萎縮性皮膚線維腫の1例.第84回日本皮膚科学会東京支部学術大会(2020.11)
5. 岩切琢磨、山内輝夫、須永知里、永田茂樹:潰瘍性大腸炎の診断に至った下腿の壊疽性膿皮症の1例.日本皮膚科学会第898回東京地方会(2021.10)
6. 岩切琢磨、山内輝夫、須永知里、永田茂樹:粉瘤嚢腫壁より生じたと考えられた基底細胞癌の1例.日本皮膚科学会第900回東京地方会(2022.2)
7. 岩切琢磨、山内輝夫、須永知里、永田茂樹:先天性三角形脱毛症の1例.日本皮膚科学会第901回東京地方会(2022.5)
8. 岩切琢磨、山内輝夫、須永知里、永田茂樹:Gorlin症候群の1例.日本皮膚科学会第902回東京地方会(2022.7)
ドクターの詳細はこちら

お問い合わせ

[ CONTACT ]
ボタンをタップ
LINEアイコン
LINE予約はこちら
お電話での
お問い合わせはこちら

営業時間 10:00〜19:00/不定休

WEBでご予約はこちら

CONTACT

クリニックのご紹介

[ CLINIC INFOMATION ]

Follow me!!

症例写真・動画投稿しています!参考にご覧ください!