クマ取りの脂肪注入の定着率はどれくらい
目の下のクマが気になり、クマ治療を検討している方からよく聞かれるのが、
「目の下のクマの治療は沢山あるけれど、結局何がいいの?」
「クマの治療で結局どの治療が自分に合っているの?」
「クマ取りの脂肪注入のダウンタイムや定着率はどうなの?」
「脂肪注入を含む各クマ治療のメリット・デメリットは?」
という質問です。
結論から言うと、クマ取りの脂肪注入の定着率は個人差が大きく、効果がまちまちであります。本コラムでは、クマ取りの脂肪注入の定着率やダウンタイム、メリットやデメリットなどについて詳しく解説していきます。
白岩 拓巳
経歴
2016年 千葉大学医学部医学科 卒業
2016年 横浜労災病院
2017年 平戸市民病院
2018年 千葉大学医学部附属病院
2019年 千葉労災病院
2020年 大手美容外科クリニック 新宿本院
2020年 大手美容外科クリニック 福岡院 副院長
2021年 大手美容外科クリニック 広島院 院長
2021年 大手美容外科クリニック 銀座院 院長
2022年 ネビュラクリニック 院長
[ CONTENTS ]
クマ取り(脱脂)と脂肪注入の併用とは?
なぜ脂肪注入が必要なのか(凹みや色グマの改善)
目の下のクマは近年、多くの方を悩ませる外見上の問題になりました。そのような目の下のクマは、以下のような複合要因によって起こります。
- 眼窩脂肪の突出による目の下の膨らみの問題
- 目の下の凹凸(皮膚のたるみや靭帯・骨格による問題)
- 目の下の色味(影や血行の問題)
そこで有効な治療が「目の下のクマ取り(経結膜脱脂)+脂肪注入」です。この組み合わせにより、目の下の膨らみ・凹凸・色味の問題を一気に解決することが可能になります。
脂肪注入の「定着率」はどれくらい?
一般的な定着率の目安(個人差と吸収される割合)
脂肪注入の定着率は、個人差が大きく、一般的に約30~70%と言われています。つまり、残りの70~30%は定着せず、体内に吸収され排出されるということです。
個人差が大きい原因には、以下のような要素が挙げられます。
- 血流の違い
- 脂肪の質・加工方法の違い
- 注入量の違い
- 術後の圧迫や生活習慣の違い
- 生物的な個体差
安全面に考慮すると、脂肪注入は2~3回で完成することを念頭に治療を進めることが推奨されますが、予算やコストの関係上、一度で理想通りに行うことが難しいケースが多いのが現状です。
コンデンスリッチ(CRF)など質の高い脂肪による定着率の向上
不純物や血液成分を除去した脂肪(コンデンスリッチなど)は、「炎症が少ない」「脂肪の壊死リスクが比較的低い」「しこりに比較的なりにくい」といったメリットがあります。
しかし、目の下の眼窩縁といった部位では皮膚が非常に薄いため、質の高い脂肪を使用しても、しこりのように感じてしまうケースはあります。そのため、特に皮膚の薄い部位では、粒子がより細かいナノファットなどの使用が推奨されることもあります。
定着率を下げる原因と術後のNG行動
患部を強く圧迫する・マッサージする
特に術後1か月は、移植した脂肪が定着するために重要な時期です。強い圧迫やマッサージは、目の下の血流障害を引き起こし、定着不良や壊死の原因となります。
過度なダイエットや血行不良
術後の急激な体重減少は、注入した脂肪も一緒に減ってしまう可能性が高いです。また、喫煙に含まれるニコチンは血流を悪化させ、定着を妨げる大きな原因となるため、術後1か月は禁煙が必要です。
脂肪注入のダウンタイムと経過
術後〜1ヶ月の「定着するまで」の期間
術直後~1・2週間程度:
腫れ、内出血、むくみなどが起こります。ヒアルロン酸注入に比べてダウンタイムは長くなる傾向にあり、1週間程度は余裕を見ておく必要があります。また、脂肪を採取した太ももにも2〜3日程の痛みや内出血が生じます。
術後2週間~1か月:
脂肪の吸収が進み、ボリュームが自然に落ち着いてくる時期です。腫れや内出血もほぼ100%落ち着きます。脂肪の完全な定着が判明するまでは、過度なダイエットを控えて経過を見守ります。
しこり(石灰化)のリスクと対策
脂肪の過剰注入や、一箇所への塊注入は「しこり」のリスクを高めます。重度のしこりになった場合、目の下を切開して取り除く修正手術が必要になることもあります。
当院ではこのリスクを最小限に抑えるため、「マイクロ分散注入(少量ずつ層を分けて注入すること)」を徹底しています。一度で完璧に仕上げようとせず、必要に応じて回数を分けることが成功の鍵となります。
ネビュラクリニックのクマ取り+脂肪注入の特徴
ネビュラクリニックでは、すべての患者様に一律で脂肪注入を勧めることはいたしません。なぜなら、クマの原因は多岐にわたり、脂肪注入に頼らなくてもヒアルロン酸や適切な脱脂技術だけで綺麗に改善できるケースが多いからです。
脂肪注入を安易に行わない理由
- 修正の難易度:ヒアルロン酸は溶解剤で簡単に消せますが、脂肪のしこりは切開手術が必要になります。
- 定着の不確実性:定着率の個人差により、予期せぬ凹凸が出るリスクを考慮しています。
ただし、40歳以降で凹みが強い場合や、皮膚の厚みがありしこりになりにくいケースなど、脂肪注入のメリットが明らかに大きい場合には、併用をご提案しています。
岸統括院長による質の高い脂肪の抽出と、分散注入の技術
当院では、注入する層の多層化やマイクロ分散注入に加え、骨格から仕上がりを予想して整える緻密な技術を提供しています。脂肪注入を行う場合でも、リスクを最小限に抑えた自然な仕上がりを追求します。
クマ取りのことならネビュラクリニックにご相談ください
クマ取りの年間症例数1万件を超えるネビュラクリニックでは、年齢、骨格、クマの進行度に合わせて、裏ハムラ、表ハムラ、脱脂など、最適な治療法をオーダーメイドでご提案します。様々ながケースに対応しているからこそ、高い技術力をすべての患者様に提供可能です。
まとめ
今回はクマ取り後の脂肪注入の定着率について解説しました。当院ではメリットだけでなく、デメリットや術後の対処のしやすさも考慮し、本当に必要な方にのみ脂肪注入を併用しております。目の下のクマにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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岸大輔
Daisuke Kishi
経歴
昭和大学医学部医学科 卒業
東海大学医学部附属病院 形成外科
都内病院 麻酔科
大手美容外科クリニック 川口院 院長
大手美容外科クリニック 新宿東口院 部長
大手美容外科クリニック 仙台駅前院 副院長
大手美容外科クリニック 高田馬場院 院長
大手美容外科クリニック 枚方院 院長
ネビュラクリニック京都院 院長
所属学会・資格
日本美容外科学会(JSAS)正会員
日本麻酔科学会正会員
ジュビダームビスタ認定資格医
ジュビダームビスタバイクロス認定資格医
日本救急医学会ICLSプロバイダー修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
学術集会演題発表歴
『肢帯型筋ジストロフィー患者の腹腔鏡下虫垂切除術に対する麻酔経験』,第59回日本麻酔科学会合同学術集会,演者:岸大輔、奥田奈穂、小柳哲男、斎藤郁恵、新井多佳子、島田宗明
メディア出演/取材歴
2024年11月:ミセスSDGs Japan日本大会 公式審査員
白岩 拓巳
Takumi Shiraiwa
経歴
2016年 千葉大学医学部医学科 卒業
2016年 横浜労災病院
2017年 平戸市民病院
2018年 千葉大学医学部附属病院
2019年 千葉労災病院
2020年 大手美容外科クリニック 新宿本院
2020年 大手美容外科クリニック 福岡院 副院長
2021年 大手美容外科クリニック 広島院 院長
2021年 大手美容外科クリニック 銀座院 院長
2022年 ネビュラクリニック 院長
所属学会・資格
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本抗加齢医学会 正会員
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医
アメリカ心臓協会 ACLSプロバイダー
アメリカ心臓協会 BLSプロバイダー
日本救急医学会 ICLSプロバイダー
日本内科学会 JMECC修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了
学術集会演題発表歴
| 1. | 白岩拓巳、越後憲之、野崎藤章、近藤有理子:「NICU入室中の早産低出生体重児に分娩室で緊急手術を施行した一例」第22回日本小児麻酔学会学術集会、2016.10.8(横浜) |
| 2. | 白岩拓巳、石田晶子、石渡一樹、内藤久美子、大和梓、志賀明菜、中山哲俊、永野秀和、鈴木佐和子、小出尚史、高躍、堀口健太郎、田中知明、横手幸太郎:「ETSS術後再発に対して再手術施行したCushing病の長期経過観察2症例」 第19回日本内分泌学会関東甲信越支部学術集会、2018.9.8(東京) |
| 3. | 塚越彩乃、小野啓、白岩拓巳、金子ひより、石渡一樹、前田祐香里、北原綾、石川崇広、林秀樹、横手幸太郎:「減量目的に腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を施行した精神疾患合併をもつ高度肥満症の2例」 第56回日本糖尿病学会関東甲信越地方会、2019.1.26(横浜) |
| 4. | 白岩拓巳、馬場雄介、石川崇広、越坂理也、前澤善朗、横手幸太郎:「ACTH単独欠損症に対する治療により血糖値が安定化した高齢者1型糖尿病の1例」 第69回日本老年医学会関東甲信越地方会、2019.3.2(東京) |
| 5. | 上田聖、小野啓、小澤元、菊池暢行、佐藤奈緒、鈴木詢也、白岩拓巳、塚越彩乃、熊谷仁、横手幸太郎:「高度肥満症を伴う1型糖尿病に予測低血糖自動注入停止型インスリンポンプを導入した1例」 第37回日本肥満治療学会学術集会、2019.11.2(東京) |
| 6. | 類家裕太郎、田村愛、白岩拓巳、石渡一樹、内藤久美子、石田晶子、河野聡美、出口ハンナ、藤本真徳、佐久間一基、鈴木佐和子、小出尚史、山崎有人、笹野公伸、横手幸太郎:「PRKACA変異陽性のCortisol及びAldosterone同時産生副腎腺腫の1例」 第29回臨床内分泌代謝Update、2019.11.29(高知) |
| 7. | 由井健智、白岩拓巳、石川耕、三村正裕:「免疫チェックポイント阻害薬関連劇症1型糖尿病の1例」 第57回日本糖尿病学会関東甲信越地方会、2020.1.18(横浜) |
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【休診日】不定休
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【休診日】不定休
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新宿美容外科ネビュラクリニック
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