目の上の窪み(くぼみ目)には脂肪注入!老け顔・疲れた目を若返らせる根本治療
夕方になるとまぶたの上が窪んで三重になったり、以前より目元が落ち込んで「疲れて見える」「老けて見える」と感じたりすることはありませんか?
目の上の窪みは「くぼみ目」「サンクンアイ」とも呼ばれ、加齢によるボリューム減少や眼瞼下垂など、さまざまな原因によって生じます。
目の上の窪みを改善する方法の一つが「脂肪注入」です。ご自身から採取した脂肪を窪んだ部分へ少量ずつ注入し、失われたボリュームを補うことで、自然で若々しい目元を目指します。
ヒアルロン酸注入と異なり、注入した脂肪のうち生着したものは自己組織として長期間残ることが大きな特徴です。
今回は、目の上が窪む原因からヒアルロン酸と脂肪注入の違い、ダウンタイム、リスク、自然に仕上げるためのポイントまで詳しく解説します。
この記事は、愛知春日井美容外科ネビュラクリニック院長の都築 諒医師の監修のもと、くぼみ目の原因・ヒアルロン酸と脂肪注入の違い・ダウンタイムとリスク・仕上がりを左右する注入技術を順に解説します。
[ CONTENTS ]
1. 目の上が窪む(くぼみ目・サンクンアイ)主な原因

目の上の窪みは、単純に「脂肪が少ない」だけで起こるものではありません。
眼窩脂肪や皮下組織、皮膚、眼瞼挙筋など複数の組織が関係しているため、まず原因を正確に診断することが重要です。
加齢による目の上の眼窩脂肪の減少やコラーゲンの低下
代表的な原因が、加齢に伴う目元のボリューム減少です。
年齢を重ねるにつれて目の周囲の軟部組織は変化し、皮下組織のボリュームが減少したり、眼窩周囲の骨格が変化したりします。また、皮膚のコラーゲンや弾力も低下するため、若い頃には目立たなかった上まぶたの窪みが強調されることがあります。
目の上が窪むと、上眼瞼と眉毛の間に影が生じやすくなります。そのため実年齢以上に老けて見えたり、十分に睡眠を取っていても「疲れている?」と聞かれたりする原因になります。
眼瞼下垂により、目を開ける際にまぶたが奥に引き込まれている
目の上の窪みが強い方では、眼瞼下垂が関係しているケースもあります。
まぶたを持ち上げる機能が低下すると、目を開けるために通常以上の力が必要となり、上まぶたの形態や二重ラインに変化が生じることがあります。
「昔より二重の幅が広くなった」「三重になった」「眉毛を上げないと目が開きにくい」といった症状がある場合には、単なるボリューム不足ではなく眼瞼下垂を伴っている可能性があります。
この場合、脂肪を入れるだけでは根本的な改善につながらないこともあるため、眼瞼下垂の程度を含めた診察が必要です。
長時間のスマホやPC作業による眼精疲労や血行不良
スマートフォンやPCを長時間使用すると、目の周囲に疲労感が生じ、「夕方になると目が窪んで見える」と感じる方もいます。
ただし、スマートフォンやPCの使用によって眼窩脂肪そのものが急激に減少するわけではありません。
眼精疲労、乾燥、むくみの変化などによって目元の印象が変わり、もともと存在していた窪みが目立って感じられる場合があります。
一時的な疲労による変化なのか、実際に組織のボリュームが不足しているのかを見極めることが大切です。
2. ヒアルロン酸注入と「脂肪注入」の違い・メリット比較

目の上の窪みをボリュームで改善する代表的な治療には、ヒアルロン酸注入と脂肪注入があります。
どちらにもメリットとデメリットがあり、患者様の窪みの程度や希望する仕上がりによって適した方法が異なります。
【ヒアルロン酸】手軽だが徐々に吸収される
ヒアルロン酸注入は、注射によって不足したボリュームを補う治療です。
脂肪採取を必要としないため比較的手軽で、注入直後からボリュームの変化を確認しやすいというメリットがあります。
一方、ヒアルロン酸は時間の経過とともに徐々に吸収されるため、効果を維持するには再注入が必要になる場合があります。
また、目元の皮膚は非常に薄いため、製剤や注入する層・量によっては、ヒアルロン酸が青白く透けて見える「チンダル現象」や不自然な膨らみが生じる可能性があります。
さらに目の周囲への注入治療には血管塞栓などの重大な合併症も存在するため、解剖を熟知した医師による慎重な施術が必要です。
【脂肪注入】定着した脂肪は自己組織として長期間維持される
脂肪注入では、太ももや腹部などから採取したご自身の脂肪を加工し、目の上の窪みに注入します。
最大のメリットは、注入した脂肪のうち生着したものが自己組織として残ることです。
すべての脂肪が生着するわけではありませんが、生着した脂肪はヒアルロン酸のように一定期間で一律に吸収されるものではなく、長期的なボリューム改善が期待できます。
また自己組織を使用するため、異物によるアレルギー反応のリスクが低く、適切に生着すれば柔らかく自然な質感を得やすいこともメリットです。
ただし、生着した脂肪も加齢や大幅な体重変動によってボリュームが変化する可能性があります。
脂肪組織を利用した自然な若返り
脂肪組織には脂肪細胞だけではなく、さまざまな細胞や組織成分が含まれています。
脂肪移植後の組織変化については再生医療領域でも研究されていますが、「脂肪に含まれる幹細胞によって必ず皮膚のハリ・ツヤが改善する」と断定することはできません。
目の上への脂肪注入で期待する中心的な効果は、あくまで失われたボリュームを補い、窪みによる影や老けた印象を改善することです。
3. 目の上への脂肪注入のダウンタイムとリスク

目元の腫れや内出血の経過
目の周囲は皮膚が薄く、血管も豊富なため、脂肪注入後には腫れや内出血が生じることがあります。
強い腫れは徐々に改善していきますが、むくみや内出血を含めて落ち着くまで1〜2週間程度かかることがあります。完成までにはさらに時間を要し、生着した脂肪の状態を含めて数ヶ月単位で経過を確認します。
ダウンタイムには個人差があるため、大切な予定がある場合は余裕を持って施術を受けることをおすすめします。
太ももなど脂肪採取部位の痛みやダウンタイム
脂肪注入では、目元だけでなく脂肪を採取した部位にもダウンタイムがあります。
太ももや腹部などから脂肪を採取した場合、術後に痛み、腫れ、内出血、むくみ、つっぱり感などが生じることがあります。
採取する脂肪量や方法によって程度は異なりますが、ヒアルロン酸注入にはない脂肪注入特有のダウンタイムです。
しこりや凹凸を防ぐためには注入技術が重要
脂肪注入では「たくさん入れれば入れるほど若返る」というわけではありません。
一ヶ所に大量の脂肪を注入すると、注入された脂肪に十分な血流が届かず、生着しにくくなる可能性があります。また、脂肪壊死やしこり、凹凸、左右差、過矯正などにつながることもあります。
脂肪注入では、適切な量を細かく分散させて注入することが非常に重要です。
4. 定着率を高め、滑らかに仕上げるための技術

不純物を除去して良質な脂肪を使用する
採取した脂肪には、血液や麻酔液などさまざまな成分が含まれています。
脂肪注入では、採取した組織をそのまま大量に注入するのではなく、適切に処理して移植に使用する脂肪を準備することが重要です。
代表的な脂肪加工法の一つとして「コンデンスリッチファット(CRF)」があります。脂肪を遠心処理するなどして不要な成分を分離し、脂肪注入に使用します。
ただし、脂肪の加工方法だけで仕上がりが決まるわけではありません。採取方法、処理方法、注入量、注入層などを総合的に考える必要があります。
極細カニューレで微量ずつ多層に分散注入
目の上は、わずかなボリュームの違いが外見に大きく影響する部位です。
そのため、一ヶ所に脂肪の塊を作るように注入するのではなく、細いカニューレを用いて少量ずつ分散させることが重要です。
必要な部位へ繊細に注入することで、窪みを単純に「埋める」のではなく、眉毛から上まぶた、二重ラインまで自然につながる滑らかな形を目指します。
5. ネビュラクリニックの繊細な目元若返り治療

都築医師による、目を開けた時と閉じた時の両方を考慮した精密デザイン
目の上への脂肪注入では、静止した状態で窪みだけを見るのでは十分ではありません。
目を開けた状態、閉じた状態、正面、斜めなど複数の角度から確認し、二重ラインや眉毛との位置関係、左右差、眼瞼下垂の有無などを総合的に評価する必要があります。
愛知春日井美容外科ネビュラクリニックでは、都築医師が患者様一人ひとりの目元を診察し、「どこに・どの程度のボリュームが必要なのか」を判断したうえで治療方針をご提案します。
特に目の上は、数mm単位の形状変化が目元全体の印象に影響します。単に脂肪を入れて膨らませるのではなく、本来の骨格や二重ラインとの調和を重視してデザインします。
しこりや凹凸のリスクを抑え、自然で若々しい目元へ
脂肪注入で重要なのは「注入量」だけではなく「注入方法」です。
一ヶ所に過剰な脂肪を注入すると、しこりや凹凸、不自然な膨らみにつながる可能性があります。
ネビュラクリニックでは、目元の解剖や皮膚の厚みを考慮しながら、必要な部位に必要な量を繊細に注入することを重視しています。
「くぼみを完全になくす」ことだけを目的とするのではなく、その方の骨格や目の形に合わせて自然なボリュームを再構築し、疲れた印象・老けた印象を改善することを目指します。
また、くぼみ目の原因が眼瞼下垂など別の要因にある場合には、脂肪注入だけにこだわらず、原因に応じた治療を検討することも重要です。
施術の詳細・料金・ダウンタイムはお顔の脂肪注入の施術ページをご覧ください。
6. まとめ

目の上の窪みは、顔全体を老けて見せたり、疲れた印象に見せたりする原因の一つです。
加齢に伴う目元のボリューム減少が主な原因であれば、脂肪注入によって失われたボリュームを補うことで、自然で若々しい目元を目指すことができます。
脂肪注入の大きなメリットは、ご自身の脂肪を使用し、生着した脂肪が自己組織として長期間残ることです。一方で、脂肪の生着には個人差があり、腫れや内出血、左右差、しこり、凹凸、脂肪壊死などのリスクもあります。
特に目の上は、少しの注入量や位置の違いが仕上がりに影響する非常に繊細な部位です。
- 「目の上が窪んで老けて見える」
- 「夕方になると三重になってしまう」
- 「ヒアルロン酸ではなく、より長期的な治療を検討したい」
このようなお悩みがある方は、まずは目の上の窪みが何によって生じているのかを診断することから始めましょう。
愛知春日井美容外科ネビュラクリニックでは、目元の状態や骨格、二重ライン、眼瞼下垂の有無などを確認したうえで、一人ひとりに適した治療をご提案します。目の上の窪みや目元の若返りでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
目の上の窪みと脂肪注入に関するよくある質問
Q. 目の上が窪む原因は何ですか?
A. 代表的な原因は、加齢に伴う皮下組織のボリューム減少や皮膚のコラーゲン・弾力の低下です。眼瞼下垂が関係しているケースもあり、長時間のスマホやPC作業による眼精疲労・むくみの変化などで、もともとあった窪みが目立って感じられる場合もあります。まずは原因を正確に診断することが重要です。
Q. 目の上の窪みにはヒアルロン酸と脂肪注入のどちらがよいですか?
A. ヒアルロン酸は脂肪採取が不要で手軽ですが、時間の経過とともに徐々に吸収されるため、効果の維持には再注入が必要になる場合があります。脂肪注入は、注入した脂肪のうち生着したものが自己組織として長期間残ることが特徴です。窪みの程度や希望する仕上がりによって適した方法が異なるため、医師の診察を受けて検討してください。
Q. 目の上への脂肪注入のダウンタイムはどのくらいですか?
A. 目元の強い腫れは徐々に改善しますが、むくみや内出血を含めて落ち着くまで1〜2週間程度かかることがあります。完成までにはさらに時間を要し、数ヶ月単位で経過を確認します。また、太ももや腹部など脂肪を採取した部位にも、痛み・腫れ・内出血・つっぱり感などのダウンタイムがあります。
Q. 脂肪注入でしこりや凹凸ができることはありますか?
A. 一ヶ所に大量の脂肪を注入すると、脂肪が生着しにくくなるだけでなく、脂肪壊死やしこり、凹凸、左右差、過矯正などにつながることがあります。そのため、不純物を除去した脂肪を細いカニューレで少量ずつ分散させて注入することが重要です。
目の上の窪み・目元の若返りのご相談はネビュラクリニックへ
ネビュラクリニックは全国8院で、目の上の窪み(くぼみ目)をはじめとした目元の若返りのカウンセリングを行っています。「窪みの原因が加齢なのか眼瞼下垂なのか知りたい」「ヒアルロン酸と脂肪注入のどちらが合うか相談したい」という方も、まずはお気軽にご相談ください。カウンセリングは無料です(診療の流れはこちら)。
※お顔の脂肪注入は自由診療です。料金・リスク・副作用(腫れ・内出血・むくみ・脂肪採取部位の痛み・左右差・しこり・凹凸・脂肪壊死・過矯正・生着の個人差など)の詳細は施術ページをご確認ください。本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の症状については医師の診察を受けてください。
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都築 諒
Ryo Tsuduki
経歴
愛知県立岡崎高等学校 卒業
山梨大学医学部医学科 卒業
日本赤十字社医療センター 消化器外科
相模原赤十字病院 消化器外科
大手美容外科 技術認定医
愛知春日井美容外科ネビュラクリニック 院長
学会発表
胆管癌の化学療法中に発症したニューモシスチス肺炎の1例
(第373回日本消化器病学会 2023.2)
○都築諒1)、井上薫1)、福田麟太郎1)、伊藤由紀子1)、坂本慶太2)、北原愛弓1)、髙橋健太郎1)、中田史子1)、鈴木裕史1)、山本信三1)、内野康志1)、谷口博順1)、出雲雄大2)、吉田英雄1)
1)日本赤十字社医療センター 消化器内科 2)同 呼吸器内科
資格・研修
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了
ジュビダームビスタ®︎ハイラクロス+バイクロス認定資格医
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