2026.08.20
脂肪吸引顔の脂肪吸引注射は効果ない?失敗やボコボコになる原因と確実な小顔治療
「脂肪吸引注射ならダウンタイムが少なく、小顔になれる」
そんなイメージから施術を検討される方は少なくありません。しかし実際には、「思ったほど変化がなかった」「結局もう一度施術が必要になった」というご相談も一定数あります。
もちろん脂肪吸引注射が悪い施術というわけではありません。適応を見極めれば満足度が高いケースもあります。一方で、顔の脂肪量や骨格によっては、脂肪吸引注射だけでは十分な効果が得られないこともあります。
この記事では、顔の脂肪吸引注射で起こりやすい失敗例や原因、本当に小顔効果を求める方に適した治療について、美容外科医の視点から解説します。
[ CONTENTS ]
1. ダウンタイムが少ない「脂肪吸引注射」とは?
脂肪吸引注射は、極細のカニューレと注射器を使用し、皮下脂肪を少量ずつ吸引する施術です。一般的な脂肪吸引機器のように機械で吸引するのではなく、医師が手動で陰圧をかけながら脂肪を採取します。
傷口は非常に小さく、術後の腫れや内出血が比較的少ないことから、「初めての小顔治療」として選ばれることもあります。
本格的な脂肪吸引よりも手軽なプチ整形として人気
脂肪吸引注射の最大のメリットは、ダウンタイムの短さです。本格的な脂肪吸引よりも体への負担が少なく、仕事や学校を長期間休めない方でも受けやすい施術といえます。
ただし、「ダウンタイムが少ない=誰でも十分な小顔効果が得られる」というわけではありません。また、ダウンタイムが少ないだけでゼロというわけではなく、内出血や腫れ、拘縮が出ることもあります。
吸引できる脂肪量には限界があるため、理想のフェイスラインを目指す場合には、通常の脂肪吸引の方が適しているケースもあります。
2. 顔の脂肪吸引注射でよくある失敗と後悔
変化がわからない・効果がない
もっとも多いご相談が、「施術したのに変化がほとんどわからない」というケースです。脂肪吸引注射は、一度に除去できる脂肪量が限られています。
もともと脂肪量が多い方や、輪郭をしっかり変えたい方では、施術後も見た目の変化を感じにくいことがあります。「劇的な小顔効果」を期待していた場合は、期待とのギャップから後悔につながることがあります。
表面がボコボコ・凸凹になった
脂肪を均一に吸引できなかった場合、皮膚表面が凹凸になることがあります。特に顔は皮膚が薄く、わずかな吸引ムラでも見た目に影響が出やすい部位です。
頬やフェイスラインは光の当たり方でも凹凸が目立ちやすく、修正が必要になるケースもあります。
皮膚がたるんでしまった・こけてしまった
脂肪を減らせば必ず若々しく見えるとは限りません。年齢によって皮膚の弾力が低下している方や、もともと脂肪量が少ない方では、脂肪を減らしたことで皮膚が余り、たるみが目立つことがあります。
また、頬の脂肪を取りすぎると、やつれた印象や老けた印象につながることもあります。「脂肪を取ること」と「美しく見せること」は必ずしも同じではなく、顔全体のバランスを考慮したデザインが重要です。
3. なぜ脂肪吸引注射で失敗が起こるのか?
通常の脂肪吸引機器のように均一に吸い出すのが難しいため
脂肪吸引注射はシリンジを用いて手作業で脂肪を吸引するため、吸引範囲や陰圧のコントロールが難しい施術です。医師の技術によって仕上がりに差が出やすく、均一に脂肪を除去するには高い経験が求められます。
一方、本格的な脂肪吸引では専用機器を使用するため、広い範囲をより均一にデザインしながら吸引しやすくなります。
適応外の患者に無理に施術した
脂肪吸引注射は万能な施術ではありません。例えば、次のようなケースでは脂肪吸引注射だけでは十分な結果が得られないことがあります。
- 顔の脂肪が非常に多い方
- フェイスライン全体を大きく改善したい方
- ムラなく脂肪をなくしたい方
適応を正しく見極めずに施術を行うと、「変化がない」「たるみが悪化した」と感じる原因になります。
4. 確実な小顔効果を求めるなら「顔の脂肪吸引(機器使用)」がおすすめ
ベイザーなどの最新機器を用いた、均一でムラのない吸引
より確実な小顔効果を求める場合は、専用機器を用いた顔の脂肪吸引が適しています。脂肪をやわらかく乳化してから吸引するため、周囲組織への負担を抑えながら、広範囲を均一に吸引しやすいという特徴があります。
その結果、自然で滑らかなフェイスラインを目指しやすくなります。
取り残しを防ぎ、引き締め効果(タイトニング)も期待できる
専用機器による脂肪吸引では、必要な脂肪をしっかり除去しながら、皮膚の収縮も期待できます。もちろん年齢や皮膚の状態によって個人差はありますが、適切な層から均一に脂肪を除去することで、取り残しや凹凸のリスクを抑えやすくなります。
さらに、糸リフトを組み合わせることで、フェイスラインをよりシャープに整えられるケースもあります。
インモード(切らない脂肪治療)との比較
インモードは高周波エネルギーを利用し、脂肪細胞や皮膚へ熱を加えることで引き締めを目指す治療です。切開を伴わずダウンタイムも比較的少ないため人気がありますが、脂肪を除去できるわけではないので、変化量はかなり小さいです。
脂肪量が少なく、軽度のもたつき改善が目的であればインモードが適することもあります。一方で、脂肪が多い方や輪郭をしっかり変えたい方では、脂肪吸引の方が高い満足度につながることが少なくありません。
重要なのは、「どの施術が流行っているか」ではなく、「自分の状態に合っているか」です。
5. 失敗しないための小顔形成
手軽さだけでなく「確実な結果」を重視した治療提案
当院では、「まず脂肪吸引注射を勧める」のではなく、患者様一人ひとりの脂肪量・皮膚の厚み・たるみ・骨格・筋肉を総合的に診察したうえで治療をご提案しています。
「ダウンタイムを短くしたい」というご希望も大切ですが、それ以上に「理想の仕上がりが実現できる方法か」を重視しています。適応外と判断した場合には、無理に脂肪吸引注射をおすすめすることはありません。
本格的な脂肪吸引や糸リフトを組み合わせ、美しく滑らかなフェイスラインへ
小顔治療は、一つの施術だけで完結するとは限りません。脂肪吸引だけでは皮膚の余りが気になる場合には糸リフトを組み合わせたり、脂肪量が少ない方には別の治療をご提案したりすることで、より自然で美しいフェイスラインを目指します。
患者様ごとに最適な治療計画を立てることが、満足度の高い結果につながると考えています。
6. まとめ
脂肪吸引注射はダウンタイムが少なく手軽に受けられる施術ですが、一度に除去できる脂肪量には限界があります。そのため、「変化が少ない」「たるみが目立った」といった後悔につながることもあります。
より確実な小顔効果を求める場合は、専用機器を用いた顔の脂肪吸引や、糸リフトなどを組み合わせた総合的な治療が適しているケースも少なくありません。
大切なのは、流行している施術を選ぶことではなく、ご自身の脂肪量や皮膚の状態、理想の仕上がりに合わせた治療を選択することです。
当院では、一人ひとりのお悩みや骨格、脂肪量を丁寧に診察し、無理に特定の施術を勧めることなく、最適な小顔治療をご提案しています。「脂肪吸引注射で十分なのか」「本格的な脂肪吸引が向いているのか迷っている」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
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山本紘子
Hiroko Yamamoto
経歴
近畿大学医学部卒業
兵庫県立尼崎総合医療センター
大阪赤十字病院
豊岡病院
大手美容外科 新宿本院
東京シンデレラ美容外科
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日本美容外科学会 正会員
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医
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