2026.05.14
ハラム裏ハムラ法で外反(あっかんべー)になるリスクは?原因と失敗しないための対策
最近よく耳にする裏ハムラ法という言葉…。目の下のクマやたるみが気になる方には、選択肢の一つになる施術ですが、SNSで調べると「裏ハムラ法をすると外反(アッカンベー状態)になる可能性がある」と出てきて不安になる方もいるのではないでしょうか?
結論から言うと、裏ハムラ法で外反が起こるリスクは比較的低いもののゼロではありません。また、裏ハムラ法はクマの再発が起こりやすく、複視と言われる状態になる方がいることも事実です。その多くの原因は明確であり、適切な医師選びと術式選びで回避することが可能です。
この記事では、外反の具体的な症状、起こる原因、防ぐためのポイント、万が一、外反が起こってしまった場合の修正方法をネビュラクリニック統括院長の岸が現役美容外科医の視点でわかりやすく解説します。
白岩 拓巳
経歴
2016年 千葉大学医学部医学科 卒業
2016年 横浜労災病院
2017年 平戸市民病院
2018年 千葉大学医学部附属病院
2019年 千葉労災病院
2020年 大手美容外科クリニック 新宿本院
2020年 大手美容外科クリニック 福岡院 副院長
2021年 大手美容外科クリニック 広島院 院長
2021年 大手美容外科クリニック 銀座院 院長
2022年 ネビュラクリニック 院長
[ CONTENTS ]
裏ハムラ法の失敗「外反(あっかんべー)」とは
裏ハムラ後の外反とは、下まぶたが下側に引っ張られてめくれた状態を指します。
外反の症状と見た目への影響
具体的には、下まぶたが引っ張られることによって以下のような変化が起こります。
- 白目だけでなく、結膜のピンクの部分が通常よりみえる
- 下まぶたが引っ張られた状態が戻らない
- 常にアッカンベーのような見た目になる
- 目が乾燥してつらい
通常1~6か月して自然に戻りますが、なかなか戻ってこない場合には一度施術を受けたクリニックで相談することがおすすめです。軽度であれば通常時間経過で問題なく戻りますが、重度になると戻らないケースもあります。
ドライアイや結膜炎などの機能的トラブル
外反は見た目だけでなく、機能面にも影響が出るケースもあります。
- 涙が出にくくなり、瞼が乾燥しやすい(ドライアイ)
- 異物感や充血が治らない
- 結膜炎を繰り返す
めったにありませんが、このような場合には生活の質にも影響します。術後心配なケースは、施術を受けたクリニックに経過をみてもらいましょう。
裏ハムラ法で外反が起こる原因
裏ハムラ法で外反が起こる原因をまとめていきます。
皮膚や筋肉(眼輪筋)の過度な切除・ダメージ
本来、裏ハムラ法は「結膜側からアプローチ」するため、皮膚の切除を伴わず、外反のリスクは少ない施術です。しかし、手術中の剥離操作が荒かったり、眼輪筋や支持組織へのダメージが大きかったりすると、下まぶたの支持力が低下して外反の原因になります。
内部処理(CPF固定など)の不備や固定位置のズレ
裏ハムラ法の最も重要なポイントは、「眼窩脂肪の移動と固定」です。このCPFへの固定が極端に弱かったり、固定位置が下方向に低い位置にずれていたりすると、下まぶたが下に引っ張られ外反を誘発しやすくなります。
内部処理、手術中の剥離操作、固定位置や強さの調節は、裏ハムラ法後の再発率にも大きく影響し、術者の技術力の差が大きく出るポイントです。
もともとの骨格や皮膚のたるみ具合の影響
患者様側の要因として、以下のような場合は裏ハムラ単独では支えきれず、外反リスクが相対的に高くなる可能性があります。
- 眼窩の支持力が弱い(骨格的な素因)
- 皮膚のたるみが強く、強めの固定調節が必要
- 元々の下まぶたが下がり気味である
この場合、裏ハムラ法の単独施術にこだわるのではなく、目の下の切らないクマ取り(経結膜脱脂)や下まぶたのたるみ取りなど、状態に適した処置を併用・選択する必要があります。
外反を防ぐための医師選びと手術のポイント
解剖学に基づいた丁寧な剥離と固定技術
裏ハムラ法で外反を抑えるために重要なことは、正しい解剖学に基づいた「手術中の内部処理や剥離操作」および「正しい位置や強さで固定する技術」です。これは目周りの手術を多数経験することで身につくものです。医師を選ぶ際は、裏ハムラ法に限らず、脱脂、表ハムラ、たるみ取りなど幅広い経験を持つ医師を選ぶことがおすすめです。
切開法(表ハムラ)との適応の正しい見極め
裏ハムラ法よりも表ハムラ法(切開法)がおすすめの場合は以下の通りです。
- 目の下の皮膚のたるみが強い
- 中顔面の支持組織が弱く、たるみが出ている
- ゴルゴラインが深い
カウンセリングの際にメリット・デメリットをしっかり聞き、ご自身の希望や状態に合った施術を選択しましょう。
万が一、外反になってしまった場合の修正治療
時間経過で自然に治るケース(術後の腫れや一時的な拘縮)
多くの場合、術後の腫れや一時的な拘縮が原因であり、手術後1~3か月程で自然に改善する場合がほとんどです。不安な場合は主治医に相談し、診察を受けることが重要です。
修正手術(植皮や外眼角固定術)の難易度とタイミング
万が一治らない場合は、外眼角固定術、中顔面リフト、皮膚移植などの修正手術が必要になります。しかし、これらの修正は難易度が高いため、リスクを避けるのであれば、よりリスクの低い「切らない目の下のクマ取り(経結膜脱脂)」を検討するのも一つの手です。
ネビュラクリニックの安全な裏ハムラ法
外反リスクを極限まで抑えた手術手技
ネビュラクリニックでは、支持組織を温存した剥離や、皮膚のテンションコントロールを意識した固定により、外反リスクを最小限に抑えています。また、裏ハムラ法に執着せず、患者様に本当に必要な治療法を多角的な視点からご提案しています。
事前のカウンセリングとシミュレーションの徹底
当院では手術前のカウンセリングとシミュレーションに徹底的にこだわります。術前の評価やイメージの共有を丁寧に行い、患者様が納得した上で施術を受けられる体制を整えています。
まとめ
裏ハムラ法の外反は発生頻度が低いものの、ゼロではありません。失敗を回避するために最も大事なことは、本当に必要な治療を判断でき、経験豊富な医師を選ぶことです。
当院では、裏ハムラ法、脂肪注入、経結膜脱脂、切開によるたるみ取りなど、あらゆる手法に精通した医師が一人一人に合わせた最適な治療を行います。目の下のクマやたるみでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
関連するコラム
岸大輔
Daisuke Kishi
経歴
昭和大学医学部医学科 卒業
東海大学医学部附属病院 形成外科
都内病院 麻酔科
大手美容外科クリニック 川口院 院長
大手美容外科クリニック 新宿東口院 部長
大手美容外科クリニック 仙台駅前院 副院長
大手美容外科クリニック 高田馬場院 院長
大手美容外科クリニック 枚方院 院長
ネビュラクリニック京都院 院長
所属学会・資格
日本美容外科学会(JSAS)正会員
日本麻酔科学会正会員
ジュビダームビスタ認定資格医
ジュビダームビスタバイクロス認定資格医
日本救急医学会ICLSプロバイダー修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
学術集会演題発表歴
『肢帯型筋ジストロフィー患者の腹腔鏡下虫垂切除術に対する麻酔経験』,第59回日本麻酔科学会合同学術集会,演者:岸大輔、奥田奈穂、小柳哲男、斎藤郁恵、新井多佳子、島田宗明
メディア出演/取材歴
2024年11月:ミセスSDGs Japan日本大会 公式審査員
白岩 拓巳
Takumi Shiraiwa
経歴
2016年 千葉大学医学部医学科 卒業
2016年 横浜労災病院
2017年 平戸市民病院
2018年 千葉大学医学部附属病院
2019年 千葉労災病院
2020年 大手美容外科クリニック 新宿本院
2020年 大手美容外科クリニック 福岡院 副院長
2021年 大手美容外科クリニック 広島院 院長
2021年 大手美容外科クリニック 銀座院 院長
2022年 ネビュラクリニック 院長
所属学会・資格
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本抗加齢医学会 正会員
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医
アメリカ心臓協会 ACLSプロバイダー
アメリカ心臓協会 BLSプロバイダー
日本救急医学会 ICLSプロバイダー
日本内科学会 JMECC修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了
学術集会演題発表歴
| 1. | 白岩拓巳、越後憲之、野崎藤章、近藤有理子:「NICU入室中の早産低出生体重児に分娩室で緊急手術を施行した一例」第22回日本小児麻酔学会学術集会、2016.10.8(横浜) |
| 2. | 白岩拓巳、石田晶子、石渡一樹、内藤久美子、大和梓、志賀明菜、中山哲俊、永野秀和、鈴木佐和子、小出尚史、高躍、堀口健太郎、田中知明、横手幸太郎:「ETSS術後再発に対して再手術施行したCushing病の長期経過観察2症例」 第19回日本内分泌学会関東甲信越支部学術集会、2018.9.8(東京) |
| 3. | 塚越彩乃、小野啓、白岩拓巳、金子ひより、石渡一樹、前田祐香里、北原綾、石川崇広、林秀樹、横手幸太郎:「減量目的に腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を施行した精神疾患合併をもつ高度肥満症の2例」 第56回日本糖尿病学会関東甲信越地方会、2019.1.26(横浜) |
| 4. | 白岩拓巳、馬場雄介、石川崇広、越坂理也、前澤善朗、横手幸太郎:「ACTH単独欠損症に対する治療により血糖値が安定化した高齢者1型糖尿病の1例」 第69回日本老年医学会関東甲信越地方会、2019.3.2(東京) |
| 5. | 上田聖、小野啓、小澤元、菊池暢行、佐藤奈緒、鈴木詢也、白岩拓巳、塚越彩乃、熊谷仁、横手幸太郎:「高度肥満症を伴う1型糖尿病に予測低血糖自動注入停止型インスリンポンプを導入した1例」 第37回日本肥満治療学会学術集会、2019.11.2(東京) |
| 6. | 類家裕太郎、田村愛、白岩拓巳、石渡一樹、内藤久美子、石田晶子、河野聡美、出口ハンナ、藤本真徳、佐久間一基、鈴木佐和子、小出尚史、山崎有人、笹野公伸、横手幸太郎:「PRKACA変異陽性のCortisol及びAldosterone同時産生副腎腺腫の1例」 第29回臨床内分泌代謝Update、2019.11.29(高知) |
| 7. | 由井健智、白岩拓巳、石川耕、三村正裕:「免疫チェックポイント阻害薬関連劇症1型糖尿病の1例」 第57回日本糖尿病学会関東甲信越地方会、2020.1.18(横浜) |
お問い合わせ
お問い合わせはこちら
営業時間 10:00〜19:00/不定休
WEBでご予約はこちら
クリニックのご紹介
-
ネビュラクリニック広島院
〒730-0035
広島県広島市中区本通4-7 コズミックビル 3F広島電鉄「本通駅」徒歩2分
広島バス「本通り」徒歩2分【診療時間】10:00~19:00
【休診日】不定休
-
ネビュラクリニック京都院
〒600-8146
京都府京都市下京区東洞院通七条東入材木町499 京都駅前第七ビル 3FJR京都駅中央口/地下東口より徒歩4分
地下鉄烏丸線北改札口より徒歩3分
京阪本線七条駅より徒歩6分【診療時間】10:00〜19:00
【休診日】不定休
-
ネビュラクリニック東京錦糸町院
-
神戸美容外科ネビュラクリニック
〒650-0021
兵庫県神戸市中央区三宮町2丁目10−7 グレースコウベビル 2FJR三宮より徒歩5分
阪急三宮より徒歩3分【診療時間】10:00~19:00
【休診日】不定休
-
小倉美容外科ネビュラクリニック
〒802-0006
福岡県北九州市小倉北区魚町1丁目1-16
ベルビル 6FJR小倉駅より徒歩6分
モノレール平和通駅より徒歩3分【診療時間】10:00~19:00
【休診日】不定休
-
札幌美容外科ネビュラクリニック
〒060-0001
北海道札幌市中央区北1条西3丁目3ー27
札幌北1条駅前通りビル3FJR札幌駅南口より地下歩行空間(チ・カ・ホ)経由で大通方面(南方向)へ徒歩5分
札幌市営地下鉄大通駅より徒歩5分【診療時間】10:00~19:00
【休診日】不定休
-
新宿美容外科ネビュラクリニック
-
愛知春日井美容外科ネビュラクリニック