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顔の脂肪注入でしこり(石灰化)ができる原因は?予防策と修正方法を解説

顔の脂肪注入でしこり(石灰化)ができる原因は?予防策と修正方法を解説

脂肪注入は、ご自身の脂肪を利用して自然なボリュームアップや若返りを目指せる人気の施術です。しかし一方で、「脂肪注入後にしこりができた」「触ると硬い部分がある」といったトラブルを耳にすることがあります。

脂肪注入後のしこりは、ほとんどの場合、注入された脂肪の一部がうまく定着しなかったことによって起こります。本記事では、顔の脂肪注入でしこり(石灰化)ができる原因から、予防のための技術、万が一できてしまった場合の対処法までを詳しく解説します。

1. 顔の脂肪注入後にできる「しこり」の正体とは

注入した脂肪が定着せず、血流が行き届かずに壊死した状態(脂肪壊死)

脂肪は注入された直後から、周囲の組織から栄養や酸素を受け取りながら生着していきます。

しかし、一度に大量の脂肪が注入された場合や、脂肪が塊の状態で入れられた場合は、中心部まで十分な血流が届きません。血流が不足した脂肪細胞は徐々に壊死し、体内で吸収されずに残ることで、硬いしこりとして触れるようになることがあります。この状態を「脂肪壊死」と呼びます。

壊死した脂肪の周りにカルシウムが沈着する「石灰化」

脂肪壊死が長期間続くと、壊死した組織の周囲にカルシウムが沈着することがあります。これが「石灰化」です。

石灰化が起こると、しこりはさらに硬くなり、触診だけでなくCTやMRIなどの画像検査で確認されることもあります。石灰化したしこりは自然消失しにくく、修正治療が必要になるケースもあります。

2. しこり(石灰化)ができてしまう主な原因

脂肪注入後のしこりは、患者様の体質だけでなく、脂肪の処理方法や注入技術によって大きく左右されます。

一度に大量の脂肪を「塊」で注入してしまった(医師の技術不足)

最もしこりの原因となりやすいのが、脂肪を大量にまとめて注入する方法です。

脂肪は移植組織であるため、周囲から血流を獲得できなければ生着できません。大きな塊として注入された脂肪の中心部は酸素不足となりやすく、壊死のリスクが高まります。経験の浅い医師がボリュームを出そうとして一度に大量注入を行うと、しこりや石灰化の発生率が上がる可能性があります。

不純物(血液や死活細胞)が多く含まれた脂肪を注入した

採取した脂肪には、血液や麻酔液、破壊された脂肪細胞などが混在しています。

これらの不純物が十分に除去されないまま注入されると、炎症反応が起こりやすくなり、生着率の低下やしこり形成につながります。脂肪注入の仕上がりは、採取した脂肪をどれだけ丁寧に精製できるかによって大きく左右されます。

注入する層が適切でなかった

顔には皮下組織、筋膜上、筋肉内など複数の層があります。それぞれの部位に適した深さへ脂肪を配置しなければ、均一な定着は期待できません。

特定の層へ脂肪が集中すると血流環境が悪化し、しこりの原因になることがあります。また、左右差や凹凸感の原因となるケースもあります。

※図版案:脂肪が定着する仕組みと、塊注入によってしこりになるメカニズムの図解

3. しこりを防ぐための最新技術とクリニック選びのポイント

脂肪注入によるしこりは、適切な技術を用いることで大幅にリスクを減らすことが可能です。

不純物を極限まで除去する「コンデンスリッチファット(CRF)」の活用

コンデンスリッチファット(CRF)は、採取した脂肪から血液や老化細胞、壊れた脂肪細胞などを除去し、良質な脂肪のみを濃縮する技術です。

不純物を減らすことで炎症リスクを抑え、生着率向上にもつながります。現在では脂肪注入において広く採用されている精製方法の一つです。

細いカニューレで少しずつ分散して注入する「マイクロ注入技術」

脂肪注入の基本は「少量を広範囲に分散させること」です。

細いカニューレを用いて何百回にも分けて注入することで、脂肪一つひとつが周囲組織と接触しやすくなり、血流を獲得しやすくなります。このマイクロ注入技術は、しこり予防と自然な仕上がりの両立に欠かせない技術です。

脂肪注入の経験が豊富な医師を選ぶ

脂肪注入は、単純に脂肪を入れる施術ではありません。採取、精製、デザイン、注入層の選択、注入量の調整など、多くの要素が結果に影響します。

症例数が豊富で、修正症例の経験もある医師を選ぶことが、トラブル回避の近道といえるでしょう。

4. もし、顔にしこりができてしまった場合の対処法

術後すぐの硬さはダウンタイムの可能性もあるため経過観察

脂肪注入後は、腫れや炎症によって一時的に硬く感じることがあります。術後数週間から数か月は組織が落ち着く過程であり、すぐにしこりと判断できない場合も少なくありません。

まずは担当医の診察を受け、経過観察が必要かどうか判断してもらうことが重要です。

ステロイド注射(ケナコルト)でしこりを小さくする

炎症を伴う小さなしこりに対しては、ケナコルトなどのステロイド注射が有効な場合があります。炎症反応を抑えることで、しこりの縮小が期待できます。

ただし、過剰な注射は皮膚の凹みを生じるリスクもあるため、慎重な判断が必要です。

脂肪溶解注射や、切開による摘出(最終手段)

石灰化が進行している場合や、大きなしこりが残存している場合には、脂肪溶解注射や外科的摘出が検討されます。

特に石灰化したしこりは自然改善が難しく、最終的に切開摘出が必要となるケースもあります。修正治療は難易度が高いため、経験豊富な医師への相談が重要です。

5. ネビュラクリニックのしこりリスクを抑えた脂肪注入

岩﨑医師による定着率を高める多層・分散注入技術

ネビュラクリニックでは、脂肪を一箇所へ集中して注入するのではなく、複数の層へ細かく分散させる注入方法を採用しています。

脂肪が周囲組織と接触する面積を増やすことで、生着率向上としこりリスク低減を両立しています。また、患者様ごとの骨格や脂肪量を考慮しながら、自然な立体感をデザインしています。

高品質な脂肪精製プロセスの徹底

脂肪採取後は、不純物や損傷細胞を可能な限り除去し、状態の良い脂肪のみを選別して注入しています。

脂肪の質にこだわることで、生着率向上だけでなく、しこりや石灰化といった合併症リスクの軽減にも努めています。

6. まとめ

顔の脂肪注入後に発生するしこりの多くは、脂肪壊死や石灰化によるものです。特に、以下のような要因がリスクを高めます。

  • 脂肪を塊で注入する
  • 不純物が多い脂肪を使用する
  • 適切でない層へ注入する

一方で、良質な脂肪の精製と、少量ずつ分散して注入する高度な技術によって、しこりの発生リスクは大きく低減できます。脂肪注入を検討する際は、料金だけでなく、脂肪精製方法や医師の経験、症例実績まで確認したうえでクリニックを選ぶことが大切です。

万が一しこりができてしまった場合でも、状態に応じて経過観察や注射治療、修正手術などの選択肢があります。不安な症状がある場合は、早めに医師へご相談ください。

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