二重埋没の糸がまぶたから出てきた!チクチクする原因と早急な対処法・抜糸について
[ CONTENTS ]
1. 二重埋没法の糸が出てくる(露出する)原因とは?
まぶたを強くこすったり、外部からの衝撃が加わった
二重埋没法では、医療用の細い糸をまぶたの内部に通し、二重のラインを固定します。通常、糸や結び目はまぶたの中に埋め込まれているため、外から見えたり触れたりすることはほとんどありません。しかし、目元を強くこする習慣があると、まぶたの内部に留められている糸に繰り返し負担がかかり、糸が緩んだり位置がずれたりする可能性があります。
特に、花粉症やアレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎などがあり、無意識に目をこすってしまう方は注意が必要です。クレンジングの際にまぶたを強く擦ることや、コンタクトレンズの着脱時にまぶたを引っ張ることも、糸への負担につながります。
また、転倒やスポーツ中の接触などによって、目元に強い衝撃が加わった場合にも、糸や結び目の位置が変化することがあります。埋没法を受けた後は、施術直後だけでなく、長期的にもまぶたをできるだけ優しく扱うことが大切です。
糸の結び目が浅い位置にあった(医師の技術的な問題)
埋没法の糸が皮膚側から出てくる原因の一つとして、糸の結び目が浅い位置に作られていた可能性があります。糸玉とも呼ばれる結び目が皮膚の表面に近い場所にあると、まぶたを閉じたときにポコッと膨らんで見えたり、黒い点のように透けて見えたりすることがあります。
施術直後は腫れによって目立たなくても、腫れが引いて皮膚が薄くなることで、徐々に糸玉が目立ってくる場合もあります。さらに、まばたきや日常的な摩擦によって結び目が少しずつ表面側へ移動し、最終的に皮膚を突き破って露出することも考えられます。
二重埋没法は比較的短時間で受けられる施術ですが、糸を通す位置や深さ、結び目の強さ、まぶたへの埋め込み方などには繊細な調整が必要です。糸を浅く留めすぎると露出しやすくなり、反対に深く強く留めすぎると、食い込みや違和感が強くなる場合があります。まぶたの厚みや希望する二重幅に合わせて、適切な位置へ糸を留める技術が重要です。
体質により糸が異物として押し出される反応
二重埋没法で使用される糸は、医療現場でも使用される安全性に配慮された素材です。そのため、多くの場合はまぶたの中に残っていても問題ありません。しかし、糸は体にとって完全に自分自身の組織ではないため、まれに異物として反応することがあります。
糸の周囲に炎症が起こると、赤みや腫れ、しこりなどが現れ、糸や結び目が表面側へ押し出されることがあります。糸を中心に肉芽と呼ばれる組織が形成され、ニキビのような小さな膨らみとして見えるケースもあります。
こうした反応は、施術から数週間以内に起こるとは限りません。施術から数年が経過した後に、突然まぶたが腫れたり、糸が露出したりすることもあります。「何年も問題がなかったから埋没法とは関係ない」と判断せず、糸を留めた部分に変化が現れた場合はクリニックへ相談しましょう。
2. 糸が出てきたときの危険なサインと現れる症状
まぶたの表面に黒い点(ポツッとした糸玉)が見える
二重ライン付近に黒い点が見える場合は、かさぶたや毛穴ではなく、埋没法の糸や結び目が透けている可能性があります。糸が完全に外へ出ていなくても、皮膚のすぐ下まで移動していると、黒色や青色の小さな点として見えることがあります。
施術直後は、針穴のかさぶたが黒く見えることもあります。しかし、数週間以上経過しても黒い点が消えない、以前はなかった点が突然現れた、触ると硬いものがあるといった場合は、糸玉が表面化している可能性を考える必要があります。
黒い点が小さいうちは痛みや腫れがないこともありますが、そのまま糸が露出すると感染の入口になる可能性があります。気になっても指や爪で触らず、状態が分かる写真を撮ったうえで、早めにクリニックへ相談することが大切です。
目の中がゴロゴロ・チクチクする(結膜側から出ている場合)
目の中がゴロゴロする、まばたきのたびにチクチクする、涙が出る、目が充血するといった症状がある場合は、まぶたの裏側から糸が露出している可能性があります。
まぶたの裏側は眼球に直接触れる部分です。糸の一部や切れた糸の断端が結膜側へ出ると、まばたきをするたびに角膜や結膜を擦り、表面を傷つけることがあります。そのまま放置すると、痛みや充血が悪化するだけでなく、角膜炎や角膜びらんなどの眼科的なトラブルにつながる可能性も否定できません。
目薬を使用すると一時的に症状が軽くなることもありますが、露出した糸が残っている限り、根本的な解決にはなりません。コンタクトレンズの使用は中止し、目をこすらず、できるだけ早く施術を受けたクリニックや修正対応が可能な医療機関を受診してください。
赤く腫れる・白い膿が出る(感染症の疑い)
埋没法の糸を留めた部分が赤く腫れる、触ると痛い、熱っぽい、白い膿が出るといった症状がある場合は、感染症を起こしている可能性があります。糸の周囲に感染が起こると、ニキビやものもらいに似た小さな膨らみが現れることもあります。
通常のダウンタイムによる腫れは、施術後数日をピークとして徐々に落ち着いていきます。一方で、感染による腫れは時間が経ってから突然現れたり、一度改善した後に何度も繰り返したりすることがあります。
感染が疑われる状態では、抗生剤だけで一時的に症状が落ち着いても、原因となる糸が残っていると再発することがあります。腫れや膿を自分で潰したり押し出したりせず、できるだけ早く診察を受けることが大切です。
3. 絶対にやってはいけないNG行動
自分でハサミで切る・毛抜きで引っ張る(雑菌が入る危険)
糸が少しだけ見えていると、自分で切ったり引き抜いたりできそうに感じるかもしれません。しかし、埋没法の糸を自分で処理することは非常に危険です。
糸がどの位置を通り、どこで結ばれているかは、外から見ただけでは判断できません。毛抜きで無理に引っ張ると、まぶたの内部組織を傷つけたり、出血や強い腫れを起こしたりする可能性があります。途中で糸が切れると、残った糸がまぶたの奥へ入り込み、かえって抜糸が難しくなることもあります。
また、家庭用のハサミや毛抜きには目に見えない雑菌が付着しています。糸が露出している部分から細菌が入ると、感染や化膿を引き起こすおそれがあります。糸が見えていても、自分で切る、引っ張る、抜くといった行為は絶対に避けましょう。
不潔な手で無理に押し込もうとする
露出しかけた糸や糸玉を指で押し込んでも、正常な位置に戻るわけではありません。むしろ、まぶたの皮膚や粘膜を傷つけ、炎症や感染を悪化させる可能性があります。
手を洗った直後であっても、指先を完全に無菌の状態にすることはできません。また、まぶたは非常に薄くデリケートな部位であるため、繰り返し触ったり押したりするだけでも赤みや腫れが強くなることがあります。
気になると何度も確認したくなりますが、糸が出ている可能性があるときほど触らないことが重要です。目元のメイクやコンタクトレンズの使用もできるだけ控え、清潔な状態を保ちながら受診してください。
4. 糸が出てきた場合の正しい対処法とクリニックでの処置
すぐに施術を受けた、または修正対応が可能なクリニックを受診する
糸の露出が疑われる場合は、痛みが弱くても長期間様子を見ることはおすすめできません。皮膚側から露出している場合は感染の入口となり、結膜側から露出している場合は眼球を傷つける可能性があるためです。
まずは、埋没法を受けたクリニックへ連絡しましょう。施術を受けたクリニックであれば、使用した術式や糸を留めた位置、保証内容などを確認しやすく、比較的スムーズに対応してもらえる可能性があります。
遠方に引っ越した、施術を受けたクリニックへ通えない、閉院しているといった場合は、他院で行った埋没法の抜糸や修正に対応しているクリニックを受診してください。目の強い痛み、見えにくさ、強い充血などがある場合は、眼科での診察が必要になることもあります。
露出した糸の抜糸と抗生剤の処方
診察では、糸が露出している位置や炎症の程度、二重ラインの状態などを確認します。露出した糸によって感染や眼球への刺激が起きている場合は、原因となっている糸の抜糸を検討します。
抜糸は、必要な部分に局所麻酔を行い、小さな穴や切開部から糸を探して取り除く処置です。糸の位置や施術からの経過期間によっては、組織と癒着して見つけにくい場合もあります。
赤みや腫れ、膿などの感染症状がある場合は、抗生剤の内服薬や軟膏、点眼薬などが処方されることがあります。ただし、感染の原因が糸にある場合、薬だけでは再発する可能性があります。必要な抜糸を行い、原因を取り除くことが大切です。
かけ直し(再施術)が可能なタイミング
抜糸をすると、糸で固定されていた二重ラインが薄くなったり、元のまぶたに戻ったりする可能性があります。そのため、抜糸後に埋没法をかけ直したいと考える方も少なくありません。
再施術のタイミングは、まぶたの状態によって異なります。感染や強い炎症があった場合は、まず治療を優先し、赤みや腫れ、痛みが十分に落ち着いてから再施術を検討します。炎症が残っている状態で新しい糸を入れると、再び感染を起こす可能性があるためです。
感染を伴わず、糸の位置や二重幅を調整する目的で抜糸する場合は、状態によって同日にかけ直せるケースもあります。ただし、正確な二重ラインを確認するために、数週間程度期間を空けることもあります。自己判断で時期を決めず、医師の診察を受けたうえで計画を立てましょう。
5. ネビュラクリニックの「糸が出にくい」二重埋没法
糸の結び目を深くしっかり埋め込む技術
埋没法の糸を目立ちにくくし、露出のリスクを抑えるためには、まぶたの適切な深さに糸を通し、結び目を丁寧に埋め込む技術が重要です。
ネビュラクリニックでは、〇〇医師が患者様一人ひとりのまぶたの厚みや脂肪量、皮膚の状態、希望する二重幅を確認したうえで、糸を留める位置や強さを調整します。結び目が浅い場所へ残らないよう丁寧に埋め込み、糸玉によるポコつきや透け感ができるだけ目立ちにくい仕上がりを目指します。
二重幅を広く設定しすぎたり、まぶたの厚みに合わないラインを無理に作ったりすると、糸に負担がかかりやすくなる場合があります。そのため、単に希望する幅を作るだけではなく、自然に目を開閉でき、長期的に安定しやすいデザインを考えることが大切です。
まぶたの表面に傷がつかない「裏留め」などの術式提案
埋没法には、まぶたの表側から糸を留める方法だけでなく、まぶたの裏側から糸を留める裏留めと呼ばれる方法もあります。裏留めは、まぶたの表面に針穴ができにくく、糸の結び目が皮膚側へ出にくいことが特徴です。
まぶたの表面に傷跡を残したくない方や、糸玉が透けることをできるだけ避けたい方、ダウンタイムを抑えたい方に適している場合があります。
ただし、裏留めがすべての方に最適とは限りません。まぶたの厚みや希望する二重ライン、過去の施術歴などによって、適した術式は異なります。また、どの術式であっても糸の露出や感染などのリスクを完全にゼロにすることはできません。
ネビュラクリニックでは、それぞれの術式の特徴やリスクを説明したうえで、患者様のまぶたに適した方法をご提案します。仕上がりの美しさだけでなく、糸の目立ちにくさや長期的な安定性まで考慮して施術を行います。
6. まとめ
二重埋没法の糸がまぶたから出てきた場合は、慌てて自分で抜こうとせず、できるだけ早くクリニックを受診することが大切です。
まぶたの表面に黒い点や糸玉が見える、目の中がゴロゴロ・チクチクする、まぶたが赤く腫れる、白い膿が出るといった症状は、糸の露出や感染を示している可能性があります。特に、まぶたの裏側から糸が出ている場合は、眼球の表面を傷つけるおそれがあるため、放置しないようにしましょう。
自分でハサミを使って切る、毛抜きで引っ張る、指で押し込むといった行為は、感染や出血、組織の損傷につながる危険があります。露出した糸は、医療機関で状態を確認し、必要に応じて抜糸や抗生剤による治療を受けることが重要です。
ネビュラクリニックでは、他院で受けた二重埋没法のトラブルや抜糸、かけ直しについてもご相談を受け付けています。「糸が出ているか分からない」「黒い点が気になる」「目の中がチクチクする」といった段階でも、まずはお気軽にご相談ください。
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住尾祥隆
Hirotaka Sumio
経歴
福岡大学医学部卒業
社会医療法人壮幸会行田総合病院
日本医科大学病院
大手美容外科 東京中野院 院長
大手美容外科 兵庫姫路院 院長
大手美容外科 埼玉大宮院 院長
大手美容外科 茨城筑波院 院長
所属学会・資格
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本抗加齢医学会 正会員
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医
日本外傷学会・日本救急医学会・日本外傷診療研究機構 JATEC外傷初期診療プロバイダー
腦梗塞rt-PA適正使用講習課程終了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了
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