糸リフト後に感染症?挿入部の腫れや膿の原因と早急な対処・抜糸について
糸リフトは、メスを使わずにフェイスラインや頬のたるみ改善を目指せる美容施術として広く行われています。施術後は軽度の腫れや痛み、内出血などが起こることがありますが、これらは通常、数日から数週間で徐々に落ち着いていきます。
一方で、糸を挿入したこめかみや生え際、耳の前などが赤く腫れたり、膿(うみ)が出たりする場合は、細菌感染を起こしている可能性があります。感染を放置すると症状が悪化し、治療期間が長引くだけでなく、場合によっては挿入した糸を除去しなければならないケースもあります。
この記事では、糸リフト後に感染が疑われる症状や原因、やってはいけない対処法、適切な治療について、神戸美容外科ネビュラクリニック院長・岩﨑 雅医師(日本外科学会専門医)の監修のもと詳しく解説します。
「今まさに腫れや膿が出ている」という方へ:まずは施術を受けたクリニックへご連絡ください。他院で受けた糸リフトのトラブルについても、ネビュラクリニックの他院修正・他院抜糸外来でご相談いただけます。
[ CONTENTS ]
1. 糸リフト後の「感染」とは?危険なサインを見逃さない

糸リフトでは極細の針を使って皮膚の下へ医療用の糸を挿入します。傷口は非常に小さいものの、細菌が侵入すると感染症を起こす可能性があります。
施術直後の軽い腫れや違和感は正常な反応であることが多いですが、次のような症状がある場合は感染を疑い、早めに医療機関へ相談することが大切です。
糸の挿入部(こめかみや生え際)が赤くポッコリと腫れる
通常の腫れは時間とともに改善しますが、一部分だけが赤く盛り上がり、触れると痛みを伴う場合は注意が必要です。
特に糸の入口となる生え際やこめかみは髪の毛があるため細菌が付着しやすく、感染が起こりやすい部位でもあります。
ズキズキとした強い痛みや熱感がある
施術後の痛みは徐々に軽くなるのが一般的です。
しかし、数日経ってから痛みが強くなったり、患部が熱を持ってズキズキする場合は炎症が進行している可能性があります。
痛み止めを飲んでも改善しないようなケースでは、自己判断せず受診しましょう。
傷口から黄色や白い膿(うみ)が出る
感染が進行すると、黄色や白色の膿が出ることがあります。
膿は細菌と白血球が集まってできたものであり、感染の代表的なサインです。
膿が出ている状態を放置すると炎症が広がる可能性があるため、早急な治療が必要になります。
2. なぜ糸リフトで感染や化膿が起こるのか?

感染は頻繁に起こるものではありませんが、さまざまな要因が重なることで発症することがあります。
髪の毛の生え際など、雑菌が繁殖しやすい部位からの感染
糸リフトの挿入口は、生え際や耳の周囲に作られることが多くあります。
これらの部位は汗や皮脂が分泌されやすく、髪の毛にも細菌が付着しやすいため、適切な管理が行われないと感染リスクが高まる可能性があります。
術後の不衛生な手での接触や、洗髪時のケア不足
施術後は傷口が完全に閉じるまで時間がかかります。
無意識に患部を触ったり、汚れた手で傷口に触れることで細菌が侵入することがあります。
また、術後の洗髪についてクリニックの指示を守らず、強くこすったり刺激を与えたりすると傷口に負担がかかる場合があります。
クリニックの衛生管理や無菌操作の不備
感染対策では、施術を行う医師の技術だけでなく、院内の衛生管理も重要です。
適切な消毒や無菌操作、使い捨て器具の使用など、基本的な感染対策が徹底されているクリニックを選ぶことが、安全性につながります。
糸が浅い位置に入りすぎて皮膚を突き破り、そこから細菌が侵入した
糸が皮膚の浅い層に入ると、皮膚から糸が透けたり露出したりすることがあります。
糸が露出すると外部の細菌が入り込みやすくなり、感染や炎症を引き起こす原因になることがあります。
このようなトラブルを防ぐためにも、顔の解剖を理解した医師による施術が重要です。糸が透ける・浮き出る原因については、「糸リフトで糸が薄く透ける・ボコッと浮き出る原因は?」の記事でも詳しく解説しています。
3. 感染を疑った場合の「絶対にやってはいけないNG行動」

感染が疑われるときは、自己流の処置を行わないことが何より大切です。
自分で膿を押し出そうとする(さらに悪化する危険)
腫れが気になるからといって指で押したり、針などで潰したりするのは危険です。
細菌がさらに奥へ入り込み、炎症が広がる可能性があります。
市販の軟膏などを勝手に塗る
市販薬では原因となる細菌に十分対応できない場合があります。
症状によって必要な治療は異なるため、自己判断で薬を使用することは避けましょう。
自然に治ると思って放置する
感染は早い段階で治療を開始するほど改善しやすい傾向があります。
「数日様子を見よう」と放置してしまうことで炎症が悪化し、より大きな処置が必要になることもあります。
4. 早急なクリニックでの処置と治療法

感染が疑われる場合は、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。
まずは施術を受けたクリニックへ即座に連絡・受診する
施術内容や使用した糸を把握しているクリニックで診察を受けることが望ましいでしょう。
遠方などで受診が難しい場合でも、まずは電話などで相談し、適切な対応について指示を受けることが重要です。
抗生物質(内服・点滴)による消炎治療
感染の程度に応じて、抗生物質の内服や点滴治療が行われます。
早期に治療を開始できれば、糸を残したまま改善するケースもあります。
重症な場合や糸の露出がある場合は「抜糸(糸の除去)」が必要
感染が強い場合や糸が露出している場合には、感染源となっている糸を取り除く処置が必要になることがあります。
除去することで炎症が改善しやすくなり、その後の回復につながります。
他院で受けた糸リフトのトラブルでお困りの方へ
ネビュラクリニックでは、他院で施術を受けた方の診察・抜糸のご相談も承っています。「施術したクリニックに連絡がつかない」「遠方で受診できない」という場合もご相談ください。
5. ネビュラクリニックの衛生管理と安全な糸リフト

徹底した無菌環境での施術と、岩﨑医師の確かな手技
ネビュラクリニックでは、感染リスクを可能な限り抑えるため、衛生管理を徹底した環境で施術を行っています。
また、顔の解剖を理解した医師が、一人ひとりの状態に合わせて適切な層へ糸を挿入することで、トラブルのリスク軽減に努めています。神戸院院長の岩﨑 雅医師は、外科医として数多くの手術を執刀した経験をもつ日本外科学会専門医で、糸リフトをはじめとする若返り治療・小顔形成を得意としています。
感染リスクを最小限に抑える術後ケア指導と充実のアフターフォロー
施術後の過ごし方も感染予防には欠かせません。
当院では洗顔や洗髪のタイミング、傷口のケア方法、注意すべき症状などを丁寧にご説明し、不安な症状があれば速やかにご相談いただける体制を整えています。
実際の仕上がりは糸リフトの症例写真一覧でご確認いただけます。施術の詳細・料金・ダウンタイムについては糸リフトの施術ページをご覧ください。
6. まとめ

糸リフト後の赤い腫れや強い痛み、熱感、膿などは、感染症のサインである可能性があります。
感染は早期に適切な治療を受けることで改善が期待できますが、自己判断で膿を出したり、市販薬だけで様子を見たりすると悪化する恐れがあります。
異変を感じた場合はできるだけ早く施術を受けたクリニックへ相談し、必要な診察や治療を受けましょう。
また、感染リスクを減らすためには、技術力だけでなく衛生管理や術後フォローが充実したクリニックを選ぶことも重要です。安心して糸リフトを受けるためにも、信頼できる医療機関で施術を受け、術後のケアをしっかり行いましょう。
糸リフトの感染に関するよくある質問
Q. 糸リフト後、腫れが引くまで何日くらいかかりますか?
A. 通常の腫れやむくみは数日〜1週間ほどで軽くなり、1ヶ月前後で自然になじんでいくのが一般的です。時間とともに改善する腫れであれば正常な経過と考えられますが、数日経ってから一部分だけ赤く盛り上がる、痛みや熱感が強くなる場合は感染の可能性があるため、早めにご相談ください。
Q. 糸リフトの感染は市販の抗生物質入り軟膏で治りますか?
A. 市販薬では原因となる細菌に十分対応できない場合があり、自己判断での使用はおすすめできません。感染の程度に応じて医師が抗生物質の内服や点滴を選択する必要があります。軟膏を塗って様子を見ている間に炎症が進むと、抜糸などより大きな処置が必要になることがあります。
Q. 感染すると必ず抜糸(糸の除去)が必要になりますか?
A. 必ずしも抜糸が必要になるわけではありません。早期に抗生物質による治療を開始できれば、糸を残したまま改善するケースもあります。感染が強い場合や糸が皮膚から露出している場合には、感染源となる糸を取り除く処置が検討されます。
Q. 他院で受けた糸リフトの感染も相談できますか?
A. はい、ご相談いただけます。原則としてはまず施術を受けたクリニックへ連絡することが望ましいですが、遠方で受診が難しい、連絡がつかないといった場合は、ネビュラクリニックの他院修正・他院抜糸外来でも診察を行っています。使用した糸の種類や施術日が分かる資料があればご持参ください。
糸リフトのご相談はネビュラクリニックへ
ネビュラクリニックは全国8院で糸リフトのカウンセリングを行っています。「腫れが感染かどうか判断できない」「他院で受けた糸リフトが心配」という方も、まずはお気軽にご相談ください。カウンセリングは無料です(診療の流れはこちら)。
※糸リフトは自由診療です。料金・リスク・副作用(腫れ・痛み・内出血・感染・左右差・傷跡・知覚異常など)の詳細は施術ページをご確認ください。本記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の症状については医師の診察を受けてください。
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岩崎雅
Masashi Iwasaki
経歴
自治医科大学医学部 卒業
京都府立医科大学附属北部医療センター
京都府立医科大学 呼吸器外科
京丹後市立久美浜病院 外科医長
綾部市立病院 呼吸器外科医長
大手美容外科クリニック
神戸美容外科ネビュラクリニック 院長
所属学会・資格
日本美容外科学会 正会員
日本外科学会正会員
日本外科学会専門医
胸部外科学会専門医会員
呼吸器外科学会正会員
呼吸器外科学会専門医
ジュビダームビスタ認定医
医師少数区域経験認定医師
ICLS受講修了者
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