2026.06.17
グラマラスライン形成グラマラスライン形成で三白眼になる?下げすぎによる失敗と回避法
タレ目形成(グラマラスライン形成)は目元の印象を可愛らしい印象に変えたり、小さな目を大きくすることのできる美容整形です。特に、「優しそう」、「可愛らしい」といった印象を与えたい場合に非常に効果的で、つり目やキツイ印象の目元に悩んでいる多くの方に選ばれております。

しかし、施術を検討している際に、タレ目形成(グラマラスライン形成)の失敗例や否定的な意見を目にしてしまったことで「施術を受けることが怖くなった」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、ブログやSNSでのそういった否定的な意見が実際にどうなのか、裏側を調査し、まとめてみました。そういった失敗だと感じたケースは何が原因になっていたのか、その真偽、対策方法はあるのかなどについても解説しておりますので、施術を受けるかどうか悩んでいる方は是非参考にしてみてください。
白岩 拓巳
経歴
2016年 千葉大学医学部医学科 卒業
2016年 横浜労災病院
2017年 平戸市民病院
2018年 千葉大学医学部附属病院
2019年 千葉労災病院
2020年 大手美容外科クリニック 新宿本院
2020年 大手美容外科クリニック 福岡院 副院長
2021年 大手美容外科クリニック 広島院 院長
2021年 大手美容外科クリニック 銀座院 院長
2022年 ネビュラクリニック 院長
[ CONTENTS ]
1. グラマラスライン形成(タレ目形成)と「三白眼(さんぱくがん)」の関係
三白眼とは?(黒目の下側に白目が見える状態)
三白眼とは、目を開いて真っすぐ正面を見た際に、黒目の下側の白目が見える状態のことを言います。つまり、三白眼の状態とは黒目が下まぶたのところについていないで離れている状態となります。
グラマラスライン形成(タレ目形成)のやりすぎで三白眼になると、疲れた印象や不自然な目元になる
タレ目形成で下まぶたを下方向に牽引しすぎると、三白眼の状態となります。(ただし、直後は後戻りすることを想定して強めに下方向へ牽引しているため、三白眼になっているからといって必ずしも悪いというわけではありません。)
一般的に、三白眼になった状態は、不自然な印象を与えてしまうため、過度な牽引はおすすめできないケースもあります。しかし、最近では地雷系メイクやコンカフェ嬢のようなメイクやファッションが流行っているため、「三白眼になっている≒タレ目形成の失敗」という構図ではなくなってきているように思います。
多様性が認められる現代では、求める理想形は人それぞれですので、美容整形を利用してご自身のなりたい姿を実現していただけたらと思います。統括院長の私自身、タレ目形成の症例は1000件程ありますが、以前には「三白眼になっても良いから、カラコンしたときに一番映えるようにがっつりタレ目にしてほしい」と言われてタレ目形成の手術を行ったことすらあります。
オーダー通りに「がっつりタレ目」にしましたが、思った程不自然ではなく、本人も非常に満足しており、これはこれで正解なのかなと思ったことがあります。
その症例がこちらです。賛否両論あるかと思いますが、カラコンしたときには一番目元が大きく、綺麗になります。美容整形後の仕上がりもファッションのように好みに影響されます。施術直後に比べると次第に落ち着いてくるため、後戻りを考えてデザインする必要性があります。
2. 三白眼や「外反(あっかんべー)」になってしまう原因
下まぶたの引き下げ量が多すぎた(下への牽引が強かった)
三白眼や「外反(あっかんべー)」になってしまう原因としては、下方向への牽引が強かったことが挙げられます。ただし、タレ目形成の場合には、「正しい位置に固定し、しっかり下方向へ牽引して固定すること」が最も難しいので、下方向へ下がっていることは正しく牽引できているということでもあります。
グラマラスライン形成(タレ目形成)の術後のクレームや不満足で多い内容は、三白眼や外反になってしまうことよりも、むしろ「後戻りしてしまった」、「思ったより下がらなかった」、「下げ度合いに左右差があった」という内容の方が多いです。
患者様のもともとの黒目の位置や眼球の出具合を考慮していなかった
患者様のもともとの黒目の位置や眼球の出具合を考慮していなかった場合にも予期せぬ三白眼になることもあります。熟練の医師であれば、こういったことはないのでご安心ください。
CPF(下眼瞼牽引筋膜)の固定位置のミス
三つ目の原因としては、糸のCPF(下眼瞼牽引筋膜)の固定位置のミスがあります。この場合にも外反が起こることがあります。これも熟練の医師であれば、基本的にはならないですし、一度糸の固定をして外反してしまった場合には、簡単に再度固定しなおせるので心配する必要なないです。
3. ブログにある失敗例・後悔事例を調査!一般的に美しいタレ目とされる目元を作るための黄金比とデザイン
実際にブログにある失敗例・後悔事例①:元の状態に戻った。後戻りした。
切らないタレ目形成だけでなく、切開によるタレ目形成でも通常後戻りします。これは、重力や元に戻ろうとする力が働くため、自然な現象です。
タレ目形成に慣れた医師は、どの程度後戻りするかを念頭に入れて、術直後の下まぶたの牽引具合を決めます。手術直後が最も下へ下がった状態と考えられるので、「手術直後に三白眼になった」、「手術直後に思ったより下がり過ぎた」という印象を持っても当然のことなので問題ないです。手術直後が120%下がった状態で、術後1~3か月で100%のはじめにイメージした状態に仕上げることが熟練の美容外科医のやり方です。
タレ目形成は、三白眼になるリスクより、元の状態に戻ったという後悔やクレームが一番多いです。美容外科医の症例写真を見る際に、しっかり下げられている症例が複数あることは、タレ目形成の技術力が高いことを意味します。後悔したくないのであれば、確かな症例実績のある名医に、仕上がりのイメージを正確に伝えてお願いしましょう。
実際にブログにある失敗例・後悔事例②:効果が実感できない。思ったより下がっていない。
タレ目形成をしたのに思っていたような効果が得られず、後悔しているケースも見られました。これは事前のイメージの擦り合わせのミスマッチや医師の技術不足による要因が大きいです。また、切らないタレ目形成の場合は、軽度なタレ目形成、軽度な変化には対応できますが、それ以上の効果は切開法によるタレ目形成を受けないと難しい印象です。
よく患者様から、「私は自然(ナチュラル)な変化が良いです」、「少しだけ変化させれば十分です」と言われることがありますが、自然(ナチュラル)な変化とは非常に漠然としていて、人それぞれ自然だと感じる度合いは異なります。
イメージの相違がないように、私は手術前に「①がっつりとしたタレ目の変化」「②中間の自然な万人受けする変化」「③②と比較し軽度な変化」の症例イメージを患者様と共有し、イメージの相違が生じないように努めています。(当然と言えば当然ですが、なかなかここまでしている美容外科医・患者さんは少ないものです)
失敗例を踏えた上で、一般的に美しいタレ目を作るための黄金比とデザイン
黒目の下縁と下まぶたのラインがギリギリ接する程度が理想
手術直後は少し三白眼になっている程度で終わり、最終的な完成として「黒目の下縁が下まぶたのラインとギリギリ接する程度」に仕上げることが一般的に一番自然かつ変化も十分にある度合いです。
下げる位置のピークを目尻側(外側1/3)に持ってくるデザイン
タレ目の下げる位置は外側1㎝未満の部分か黒目の外側で調節することが最も多く一般的です。このイメージがだいたい外側1/3あたりに来るため、「目尻側(外側1/3)に持ってくるデザイン」が一般的と言われています。「タレ目の下げる位置が外側1㎝未満の部分」「黒目の外側」でシミュレーションを行い、どちらのデザインがしっくりくるのかをすり合わせましょう。
シミュレーション時の「欲張りすぎ」に注意する
よくある「術後物足りなく感じるケース」はタレ目にして理想が叶ったことで更にもっとタレ目にしたくなることです。しかし、過度過ぎる変化は自然さを失います。一方で、ナチュラルすぎるとはじめから物足りなく感じるケースもあります。後から追加でタレ目度合いを強くすることはできますが、過度に変化させた場合には、戻すことが大変ですので、二重整形に関しても共通してますが、シミュレーション時の「欲張りすぎ」に注意しましょう。
4. 万が一、三白眼になってしまった場合の修正手術
術後すぐの腫れ・拘縮による一時的な症状かどうかの見極め
万が一、術直後三白眼になってしまっても術後経過で大抵改善します。反対に術直後は、三白眼になっている程度でないと後戻りしすぎてしまう場合もあります。術後は執刀医のアドバイスを信じて完成まで待ちましょう。
糸を外す処置や、皮膚・組織を引っ張り上げる修正手術
また三白眼が戻らず、万が一戻したい場合にも、タレ目形成で下へ牽引した糸を解除すれば、三白眼は戻りますのでご安心ください。
5. ネビュラクリニックの自然なグラマラスライン形成
岸統括院長による後戻りを計算に入れたミリ単位の調整
先ほどご説明したように、タレ目形成の手術は、三白眼になったり変化しすぎる可能性より、「変化が予想より少ない」「元に戻った」という後悔の方が多い施術です。
当院では、後戻りの可能性をはじめから考慮し、仕上がりを調節しております。術後は少し変化しすぎたと感じるくらいが結果的に理想的な仕上がりになります。
また、「目尻側のどの位置を下げるのか」「どの程度下げるのか」術前のイメージの共有が非常に大事な施術だと思っておりますので、手術前に「①がっつりとしたタレ目の変化」「②中間の自然な万人受けする変化」「③軽度でナチュラルな変化」の症例イメージを共有し、仕上がりの相違が生じないようにしています。
②「②中間の自然な万人受けする変化」
「がっつりとしたタレ目の変化」
「軽度でナチュラルな変化」
三白眼リスクを徹底的に排除した安全な切開・固定技術
どの程度下げるのかミリ単位で調節したら、正しい位置に固定することが三白眼リスクを抑えるために重要です。しっかりとリスク管理をしながら、患者様の理想の目元に仕上げます。


6. まとめ
ここまで、タレ目形成で後悔したと感じる例や対処法、施術時のイメージの共有の重要性などを伝えてきましたが、いかがでしたでしょうか?

ネビュラクリニックでは、起こり得るリスクに対処しながら、ミリ単位で患者様の理想のデザインを調節しております。目元だけの印象だけでなく、顔全体の印象を考えたデザイン、施術プランをご提案しておりますので、是非一度ご相談ください。こだわりが沢山詰まった施術をご提供させていただきます。
関連するコラム
岸大輔
Daisuke Kishi
経歴
昭和大学医学部医学科 卒業
東海大学医学部附属病院 形成外科
都内病院 麻酔科
大手美容外科クリニック 川口院 院長
大手美容外科クリニック 新宿東口院 部長
大手美容外科クリニック 仙台駅前院 副院長
大手美容外科クリニック 高田馬場院 院長
大手美容外科クリニック 枚方院 院長
ネビュラクリニック京都院 院長
所属学会・資格
日本美容外科学会(JSAS)正会員
日本麻酔科学会正会員
ジュビダームビスタ認定資格医
ジュビダームビスタバイクロス認定資格医
日本救急医学会ICLSプロバイダー修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
学術集会演題発表歴
『肢帯型筋ジストロフィー患者の腹腔鏡下虫垂切除術に対する麻酔経験』,第59回日本麻酔科学会合同学術集会,演者:岸大輔、奥田奈穂、小柳哲男、斎藤郁恵、新井多佳子、島田宗明
メディア出演/取材歴
2024年11月:ミセスSDGs Japan日本大会 公式審査員
白岩 拓巳
Takumi Shiraiwa
経歴
2016年 千葉大学医学部医学科 卒業
2016年 横浜労災病院
2017年 平戸市民病院
2018年 千葉大学医学部附属病院
2019年 千葉労災病院
2020年 大手美容外科クリニック 新宿本院
2020年 大手美容外科クリニック 福岡院 副院長
2021年 大手美容外科クリニック 広島院 院長
2021年 大手美容外科クリニック 銀座院 院長
2022年 ネビュラクリニック 院長
所属学会・資格
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本抗加齢医学会 正会員
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医
アメリカ心臓協会 ACLSプロバイダー
アメリカ心臓協会 BLSプロバイダー
日本救急医学会 ICLSプロバイダー
日本内科学会 JMECC修了
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会 修了
学術集会演題発表歴
| 1. | 白岩拓巳、越後憲之、野崎藤章、近藤有理子:「NICU入室中の早産低出生体重児に分娩室で緊急手術を施行した一例」第22回日本小児麻酔学会学術集会、2016.10.8(横浜) |
| 2. | 白岩拓巳、石田晶子、石渡一樹、内藤久美子、大和梓、志賀明菜、中山哲俊、永野秀和、鈴木佐和子、小出尚史、高躍、堀口健太郎、田中知明、横手幸太郎:「ETSS術後再発に対して再手術施行したCushing病の長期経過観察2症例」 第19回日本内分泌学会関東甲信越支部学術集会、2018.9.8(東京) |
| 3. | 塚越彩乃、小野啓、白岩拓巳、金子ひより、石渡一樹、前田祐香里、北原綾、石川崇広、林秀樹、横手幸太郎:「減量目的に腹腔鏡下スリーブ状胃切除術を施行した精神疾患合併をもつ高度肥満症の2例」 第56回日本糖尿病学会関東甲信越地方会、2019.1.26(横浜) |
| 4. | 白岩拓巳、馬場雄介、石川崇広、越坂理也、前澤善朗、横手幸太郎:「ACTH単独欠損症に対する治療により血糖値が安定化した高齢者1型糖尿病の1例」 第69回日本老年医学会関東甲信越地方会、2019.3.2(東京) |
| 5. | 上田聖、小野啓、小澤元、菊池暢行、佐藤奈緒、鈴木詢也、白岩拓巳、塚越彩乃、熊谷仁、横手幸太郎:「高度肥満症を伴う1型糖尿病に予測低血糖自動注入停止型インスリンポンプを導入した1例」 第37回日本肥満治療学会学術集会、2019.11.2(東京) |
| 6. | 類家裕太郎、田村愛、白岩拓巳、石渡一樹、内藤久美子、石田晶子、河野聡美、出口ハンナ、藤本真徳、佐久間一基、鈴木佐和子、小出尚史、山崎有人、笹野公伸、横手幸太郎:「PRKACA変異陽性のCortisol及びAldosterone同時産生副腎腺腫の1例」 第29回臨床内分泌代謝Update、2019.11.29(高知) |
| 7. | 由井健智、白岩拓巳、石川耕、三村正裕:「免疫チェックポイント阻害薬関連劇症1型糖尿病の1例」 第57回日本糖尿病学会関東甲信越地方会、2020.1.18(横浜) |
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